2022年度の続編おすすめアニメランキング 17

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの2022年度の続編成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年12月29日の時点で一番の2022年度の続編おすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

75.7 1 2022年度の続編アニメランキング1位
まちカドまぞく 2丁目(TVアニメ動画)

2022年春アニメ
★★★★☆ 3.8 (283)
946人が棚に入れました
大人気ご町内日常ファンタジーが帰ってくる!魔族の力に目覚めて以来、闇の一族の封印を解くためポンコツながらも戦ってきた主人公・シャミ子。ライバルだったはずの魔法少女・桃とは、なぜか協力関係になってしまい、町から姿を消した魔法少女の謎をともに追うことに……!?さらに町に潜む新たな魔族も登場し、シャミ子たちの行く末やいかに──。

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

このアニメが面白いのはメソポタでは常識

原作漫画自体も大好きですが、アニメ化のクオリティが素晴らしいですね。

2期目が作られる予定なんか一切なかったと思われるのにあえてそのまま話が続くかのように作られた1期目最終回でしたが、そんな1期目を受けて普通に2期目が始まったのが笑ってしまいますね。

そんなアニメのストーリーはわりと原作に忠実です。でも演出面で「アニメならでは」と思わせる描写が多々あり、そのあたりは流石ですね。

あと、原作のアニメ化エピソード時点では小倉さんはアニメほどには目立っていなかったという気がしますが、アニメでは小倉さんがとても目立ちます。アニメ以後のストーリーへの関与から出番が多くもらえているのか、それとも単にアニメ制作スタッフに愛されているのか…?

エピソード個々の描写はコミカルなのに、ストーリーの本質部分は結構シリアスな設定になっていて不思議なバランスの作品ですよね。何千年も闇の中で孤独に耐えていた御先祖が不憫。無邪気にキャラ萌えもできるし考察要素や伏線もけっこうあります。

2期目を全部観終わった後に1期目を見直してみるのも面白いかもしれないです。ちなみに1期目の最終話でこの2期からのキャラであるはずの白澤店長とかも街中を歩いています。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 24

イムラ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

安定した小ボケ、と見せかけて本筋の話はしっかり展開してたりする

<2022/5/13 初投稿>
原作は未読。
6話まで見ました。

相変わらず小気味良い小ボケが気持ちいい。
銀玉鉄砲でピスピス撃たれてるような気分。

その小ボケで目を眩まされそうになるけど、本筋のストーリーはしっかり展開されています。

どんな話かは、1期のレビューも書いたのでよかったらそちらをご覧ください。

変わっていく桃がいいですね。
6話の最後は「桃園の誓い」
桃だけに?
桃だから?笑

<2022/7/20 追記>
リアタイで最終回見ました。
安定の面白さ。
感動しそうなところでもちゃんと細かくボケてくるところは作品の価値を忘れない作りで好感度大!

ちなみに本作、今んところ最終回まで見た唯一の魔法少女ものです。
(まどマギは10話くらいまで見てなんとなく放置してるという人非人でございます)

投稿 : 2024/12/28
♥ : 26
ネタバレ

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

かわいいだけじゃないシャミ子さん

【紹介】
ぽんこつで優しい善良な魔族とマイペースで優しい魔法少女と2人を取り巻く変な住人達がおくるハートフルゆるギャグ系萌えアニメの2期

【感想】
私はまちカドまぞくのファンです、シャミ子可愛すぎ
相変わらず本人は魔族らしく悪くなろうとしているのに発想が善人すぎてたまらなくかわいい
シャミ子のしっぽの動きから目が離せなくて困る

期待通りの2期でした、最初から最後まで綺麗、かわいい、楽しい、癒される!
ただのゆるくてかわいい萌えアニメと思いきや、ストーリーも伏線も小ネタもしっかりしています
話自体は特に面白さはないんですが、かわいいだけで価値のある萌えアニメなのにちゃんと細かいところまでこだわって世界観を作っているところがいい
きらら系の萌えアニメが苦手な人が楽しめるかはわかりませんが、きらら系が好きな人ならかわいい+やり取りの面白さもあっていい作品だと思います
{netabare}
6話は神回でまるで最終回のような盛り上がりでしたね
ここで一区切りついてからの後半ですが、これもまた伏線がしっかりしていて最後ちゃんと締めていていい最終回でした、安定した良作です
{/netabare}
面白さはこれより上の作品はいっぱりありますが、一番好きなのはコレ!
好きです!

投稿 : 2024/12/28
♥ : 30

85.6 2 2022年度の続編アニメランキング2位
かぐや様は告らせたい-ウルトラロマンティック-(TVアニメ動画)

2022年春アニメ
★★★★★ 4.1 (603)
2036人が棚に入れました
秀才たちが集うエリート校・秀知院学園 その生徒会で出会った副会長・四宮かぐやと生徒会長・白銀御行 誰もがお似合いだと認める2人の天才は、すぐに結ばれるのかと思いきや高すぎるプライドが邪魔して告白できずにいた!! “如何にして相手を告白させるか”という恋愛頭脳戦に知略を尽くしてきた歴戦の2人は各々、心の内にとある決心を固める…… 秀知院高等部の文化祭“奉心祭”の最終日までに、2人の恋愛模様は大きく動き出す事に!? 恋が天才をアホにする!! 新感覚“頭脳戦”? ウルトラロマンティックなラブコメ、再々始動!!


声優・キャラクター
四宮かぐや:古賀葵
白銀御行:古川慎
藤原千花:小原好美
石上 優:鈴木崚汰
伊井野ミコ:富田美憂
早坂 愛:花守ゆみり
柏木 渚:麻倉もも
大仏こばち:日高里菜
柏木の彼氏:八代拓
ナレーション:青山穣
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

UR-ハーサカ・愛

【物語 4.0点】
「恋愛は告白した方が負けである」と逡巡するうちに、
ライバル候補?が増えたり、周囲で他の色恋が花開いたりして、
{netabare}恋愛自粛ムードの懸念{/netabare}など、事態がさらにややこしくなっていく3期目。

前作、打ち消し線で消滅の危機に瀕したサブタイトル『〜天才たちの恋愛頭脳戦〜』も
『-ウルトラロマンティック-』に取って代わられ、
白銀会長の{netabare}スタンフォード大学合格{/netabare}という区切りにより決着に向け動き出すが……。


前半戦はいつも通り生徒会周辺で方々に脱線して色々グダグダやってる感w
が新キャラや、既存キャラの新形態?などを、笑って楽しんでいるうちに、
恋は盲目。例えば藤原書記から見たら{netabare}死んだアルパカ{/netabare}みたいにダメダメな白銀会長でも、
恋に落ちた、かぐやには良い所ばかり見えるなど。
いつの間にか恋愛に関する視点の補強が下味として仕込まれて、
終盤、最終回1時間SPにはコクのある美味しい紅茶を頂ける。

徹底的な伏線の管理。目的のあるネタの扱い。
恋バナの上で悶え踊るような乙女心。ムズキュンな一言を絞り出す創意工夫。
作品に染み付いた愛ある仕事。間違いない。これは一流のラブコメだ。
(文化祭ネタ拝借。失礼致しましたw)

この辺りが、安定して面白い本作の隠し味でしょうか。


【作画 4.0点】
アニメーション制作・A-1 Pictures

毎度、キャラ1体につき、何パターンのデザイン用意するんだ?
というくらい多彩なタッチを使い分けるギャグ対応力は健在。
最後の『サザエさん』タッチも交えたオチもズッコケポイント高しw

表情別に様々な形態が発見されて来たヒロイン・かぐや。
恋により豊かになってきた彼女の心模様を逆に実感するのが、
終盤前9話に挟まれた過去話「1年生 春」
“氷のかぐや姫”と評されていた頃の無表情。

赤~紫系の光による撮影処理も引き続きムード向上に貢献。
肌色率が高いわけじゃないのにドキドキするのは、
光源がエロいのもあるかと思いますw


【キャラ 4.5点】
四宮家の従者・早坂愛。
かぐやとの主従関係も含めた秘密保持のため、
校内ではクール系JKに擬態するなど、涙ぐましい努力で滅私奉公して来た早坂。
そんな彼女が見せた普通の乙女心が、前半戦で私のガードを崩した先制パンチでした。
これがあったからこそ終盤、かぐや様を応援する早坂の当たり前の忠誠心も映える。

成績学年3位のモブから、かぐやの周辺に出没し、準レギュラー格に浮上して来た、遠い親戚の四条眞妃。
(再従祖叔母(はとこおおおば)とか初めて見ましたw)
“おば様”のかぐやと似て高飛車?と警戒する間もなく、
秒でデレて自己完結する、不完全なツンデレw

一方で2期の過去話でキャラが立った石上の元には、子安つばめ先輩という春の予感が?
かぐや同様、竹取物語(「燕の子安貝」)がモチーフの学園のマドンナは高嶺の花ですが、
かぐや&白銀会長のロマンスと並行、共鳴するラブコメの波動でクライマックスを彩る。


【声優 4.0点】
恋愛頭脳戦を実況、解説するベテラン・青山 穣さん。
『かぐや様』?3期?もういいでしょう?と躊躇していても、
「ウソである(含み笑い)」などと抑揚が巧みな青山さんのナレーションを聴くと、
安心して結局、完走してしまいますw

早坂愛役の花守 ゆみりさん。
かぐや役の古賀 葵さん並に諸形態への対応力が求められた3期でしたが、
対F仕様の{netabare}ハーサカ君{/netabare}も含めてお見事でした。

出番がわずかでも、要所と見れば実力者をキャスティングする本気度も高ポイント。
白銀会長を生徒会に引き込んだ前会長役にも島﨑 信長さんを起用し、転機を印象付ける。

チョイ役に人気声優と言えば、
{netabare}伊井野ミコが“癒しBGM”として聴いていたイケメンボイスに
梅原 裕一郎さん&斉藤 壮馬さんをねじ込んで来たのもゴージャス。
両耳をイケボで挟まれて「君は偉いよ。とても頑張ってる」などと囁かれたら
男の私も危うく堕ちそうになりますw{/netabare}


【音楽 4.0点】
劇伴担当は1期以来の羽岡 佳氏。
相変わらず往年のトレンディードラマや科捜研?情熱大陸?
と想起させられるパロディぶりで多彩なギャグを追撃。

本音を中々言えない本編とは対照的に、
主題歌では昭和歌謡曲風のメロディに乗せて、
先攻・白銀、後攻・かぐやで心情を吐露する構成も恒例。

OPは鈴木 雅之 feat.すぅ「GIRL GIRL」
“愛を 愛を 愛を 打ち明けてくれ"
"GE・N・KA・I・DA!DA!DA!DA!”
と語句を反復強調して熱を込めていく歌唱が熟練の味。

EDは鈴木 愛理さんの「ハートはお手上げ」
内容は素朴なラブソングなのに、流れるED映像は壮大なスペース・オペラw
『かぐや様』アニメも劇場版実現の暁には是非、
幕前10分で良いので短編冒険アニメとして制作上映しましょうよ。


5話特殊EDにまでエスカレートしたラップバトルも印象的。
ただ白銀会長。いくら歌が下手だからって、ラップでボエボエとはならんでしょうw

投稿 : 2024/12/28
♥ : 38
ネタバレ

カミタマン さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

「ささ~げよ ささ~げよ! 心臓を捧げよ♪」

2022/09/10 初投稿
同日 お気に入りに追加
2022/09/12 ちょい足し
2022/10/01 さらにちょい足し

3期です!色々積み上げてきた物がさらに深化・拡充した感じです。
まず,キャラクターが出来上がってきて,各自生き生きと動き青春群像劇を描き始めました。数の上でも,適度にキャラクターが増えてそれぞれ活躍していました。欲を言えば男のキャラクターがもう一人くらい活躍してもいいかと思いました。意外と白銀と石上のハーレムっぽく無くも無いのでw
舞台的な広がりも見られ1期では生徒会室のシーンが中心でしたが,3期は校内のいろいろなところが舞台になっていました。特に校舎を外から描いたシーンと弓道場は美術的に,夜の町並みや校舎,キャンプファイヤーは演出的に美しいと感じました。

あとは,自分のちょっと苦手なナレーションは少し減って,登場人物の心中でのツッコミによって補完される場面も多く,いくらか見やすくなったと感じた反面,若干のキャラクターのぶれにも感じました^^;

ストーリー面では
伊井野がキャンプファイヤー実現のため奔走する話は率直に青春物として感動的でした。
また,第8話「四宮かぐやについて②」の終盤で{netabare}かぐやが白銀への思いを早坂に伝える場面の後は13話終了まで全編クライマックスに感じました。{/netabare}
全体的にほぼ,甘酸っぱい青春群像劇という路線でした。
いやー,高校時代懐かしい♪
自分の所はキャンプファイヤーは体育祭の後だったなぁ~(*´д`*)
文化祭はクラスの出し物以外は,いくつかの出し物に頭を突っ込んでいたけど,全部男子だけだった^^;

音楽・OP・ED的な面
後半ストーリーの盛り上がりに合わせてエモイ曲が多くなって良かったです。
挿入歌も昔のアイドルソング的(?)な「わたしのきもち」とかツボでした。
5話の特殊EDはとにかく,口角が自然に上がりまくります。アニメーション的にも元ネタは分かりませんが,アメコミ調の全然似ていないけど誰だか分かるwキャラクターデザインが秀逸でした。

通常EDのアニメーション既視感があると思ったら「スターシップ トゥルーパーズ」なんですねwそれと1期から登場している羽の生えたかぐやはスタジオジブリ制作のChage & Aska の「On Your Mark」のPVネタかと思っていたのですが単に秀智院の屋根に乗っている彫刻なのかも知れませんね^^;

マスメディア部取材終盤のナレーションからTG部までの流れなど,ちょいちょい押井守の影響を強く感じる場面が見られます。自分は好きですw

気になった点
やはりナレーション自分はこのナレーションがどうにも合わないのです。
そして謎のトレス線周りの白い部分。昔のダビングを重ねたビデオテープのような感じです。「86」でも気になったんですけど同じA-1Picturesですよね。CGなどでの技術的問題なのか?社内の流行なのか?とにかく自分はすごく見難く感じました。
この二つで0.5ポイント減点です。

突っ込み。作中かぐやが我慢したと思われる突っ込みの一つ
奉心伝説について
秀智院学園は東京都港区三田付近(つまり周知院は慶應義塾ですね。)だと言われているらしいのですが,「風土記」には東京に当たる部分は残っていません。念のためググると


現存するものは全て写本で、『出雲国風土記』がほぼ完本、『播磨国風土記』、『肥前国風土記』、『常陸国風土記』、『豊後国風土記』が一部欠損した状態で残る[4]。その他の国の風土記も存在したと考えられているが、現在は後世の書物に逸文として引用されるのみである。ただし、逸文とされるものの中にも、本当にオリジナルの風土記の記述であるか疑問が持たれているものも存在する。
ウィキペディア日本語版より
つまり,奉心伝説は誰かの創作ですよねw
そして,心臓を捧げるって・・・「進撃の巨人」を元ネタとして創作されたなんちゃって伝承では?w

2022/09/12 ちょい足し部分
5話 ラップ回に出てきた 「Mother 〇uker」 って言葉ラップぽすぎてすごく笑っちゃいました(笑)

2022/10/01 さらにちょい足し部分
後夜祭の時の白銀会長
「死神坊ちゃんと黒メイド」を見た後だと,坊ちゃんにしか見えない(笑)

投稿 : 2024/12/28
♥ : 33

でこぽん さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

最後まで好きだとお互いに言っていないのでは?

これはかぐや様は告らせたいの第三部です。
今までのいきさつを知らない方は、先に第一部である「かぐや様は告らせたい〜天才たちの恋愛頭脳戦〜」のほうを見てください。

この第三部では、ついに四宮 かぐや(しのみや かぐや)と白銀 御行(しろがね みゆき)との恋愛戦に決着がつきます。

かぐやは第一部の最初の頃に比べると、遥かに乙女チックに、そして可愛くなりました。
昔の氷のように美しく冷たく研ぎ澄まされていた瞳は、いつの間にか初恋に胸がときめく少女のようなつぶらな瞳に代わったようです。
そして、いつの間にか多くの友達と話ができるようになりました。

これはまぎれもなく人間としての成長です。
昔みたいに何でもできるけど友達が千花一人しかいなかった頃のかぐやとは、まったく違います。
これからは御行と共に幸せになってほしいと願います。

でも、よく考えると、かぐやも御行も、好きだと告白していないような…
言葉でなく既成事実で付き合い始めるとは…。結構大胆ですね!


また、この第三部は、かぐやや御行以外にも、いろんな人の魅力が表現されています。

まずは早坂 愛(はやさか あい)。
彼女は四宮家に仕える使用人でかぐやの侍女ですが、彼女の変装能力や性格を切り替える素早さは驚くべきものがあります。そして彼女の女性らしさは大変魅力的で、彼女のしぐさを見ていたら思わず鼻の下を伸ばしてしまいそうです。
早坂にその気があれば、御行を自分の彼氏にできたのではないかと、つくづく感じます。

そして石上 優(いしがみ ゆう)。
彼は子安 つばめ(こやす つばめ)先輩に恋しています。そして勇気を奮い起こしてデートに誘いますが…、
実は彼は、いつも犬猿の仲である伊井野 ミコ(いいの みこ)を陰でサポートしています。彼女が危険な目に会わないように、彼女が涙を流さないようにと…
石上はミコの前では気取らずに何でも気兼ねなく話せます(そのために、いつもケンカになるのですが…)
彼はもしかして、恋に恋しているのかもしれません。自分にとって最も大切な人が誰なのかを気づいていないのかもしれません。

そして伊井野 ミコ。
彼女はいつも正しいことをします。それは確かに正しいことなのですが、あまりにも厳しすぎるので、周りから誤解を受けます。(でも、いつも石上が助けてくれます)
今回、彼女の奮闘努力でキャンプファイアーが実現できました。
おそらくキャンプファイアーを楽しんだ人たちは一生忘れられない思い出ができたでしょう。それはとてもステキなことです。
いつかミコは、いつも石上が守ってくれていたことに気づき、石上を好きになる…そんな気がしてなりません。

そして藤原 千花(ふじわら ちか)
彼女はかぐやの親友であり5か国語を使いこなす天才少女。そして天才ピアニスト。
この物語で天才と呼べる人は彼女しかいません。(かぐやや御行は秀才です)
そして空気が全く読めなく、いつもとんでもないことをしでかす少女。
私は登場人物の中では千花が一番好きです。
千花が友達ならば、いつもとんでもない目に会いますが、悩みなど吹き飛びます。
でも今回は、今迄よりも千花の出番が少なかった。
それが残念でなりません。
もっともっと千花を活躍させてほしかったですね。


エンディングは鈴木愛理さんが歌う「ハートはお手上げ」
とても素敵な歌と描画でした。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 46

76.7 3 2022年度の続編アニメランキング3位
映画 ゆるキャン△(アニメ映画)

2022年7月1日
★★★★☆ 4.0 (230)
876人が棚に入れました
高校時代、キャンプを通じて関係を育んでいった、なでしこ、リン、千明、あおい、斉藤。時を経てそれぞれの道を歩んだ5人が、とあるきっかけでキャンプ場を作ることに。 『ゆるキャン△』が演出する、自然の美しさや美味しい食事、焚火を眺めるようなゆったりと流れる時間――。 「美味しいご飯を食べたり、きれいな風景を眺めたり、温泉にゆっくり浸かったりして……明日もまた頑張ろう」 そんな気持ちになれるひと時の体験。2022年の夏は、映画館で野外活動しよう。
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

受け継いでいきたい優しさの連鎖がここにある

【物語 4.0点】
『へやキャン△』、『ゆるキャン△』2期、映画『ゆるキャン△』。
2018年冬・1期終了後に立ち上がった足掛け四年に亘る3本制作企画の総決算。

大人になった社会人・なでしこたち野クルメンバーが、{netabare}年末戦士サンタクレンジャーから週末戦士作業着レンジャー{/netabare}に進化して、キャンプ場作りに挑むというオリジナルストーリーがメインだが、
決して、1期、2期の人気の余勢を駆った蛇足ではない。
じっくりと煮込まれた設定、脚本、シリーズを横断する伏線芸が提供される。


子供の頃、大人になったら何でも出来ると思っていた。
だが大人になったら案外出来ないことも多かった。
それでも大人になっても楽しいと思うことを皆と一緒にやって行こう。

官民含めた組織を越え始まったキャンプ場プロジェクトに対して、
周りの大人たちが優しく、さり気なく見守るのも暖かい構図。
しがらみの中にあっても、皆、本当はワクワクしたかったんだとの性善説に包まれる癒しの120分。

鑑賞後は凝り固まった心身が、心の芯から解きほぐされるのを実感しました。
整体やマッサージ店に高額なサービス料払うくらいだったら、
本作に鑑賞料金払って身も心も軽くなりましょう♪(←強引な勧誘w)


【作画 4.0点】
アニメーション制作は1期以来のC-Station。

2期では比較的温存していた?富士山も今回は冒頭から押して来ます。
未だかつて、これほどまでに、配給会社がロゴ富士山の松竹で良かったと思った瞬間があったでしょうかw

{netabare}カニだの鮭{/netabare}だの今回も飯テロは即死級の威力。
腹ペコで鑑賞するのは危険なので、何かつまめるフードは用意しておきましょう。

東京、名古屋、横浜と、なでしこたちの活動圏拡大に伴い背景も(聖地巡礼地もw)大増量。
その描き込みに労をいとわず、彼女たちの成長を好表現。
広がった大人の世界を、志摩リンが祖父から受け継いだ大排気量のバイクで駆け回る描写も感慨深いです。


【キャラ 4.5点】
東京・昭島市のアウトドア用品店「フォレストオウル」店員となった各務原なでしこを見守る店長・小牧。
刹那的にノルマを達成する営業ではなく、長期的にアウトドアファン層拡大に寄与する、
なでしこのある種の甘さをも容認するステキな女性。
なでしこに、この仕事本当に向いているわと評価しますが、あなたも相当に向いています。

{netabare}女子高生3人にランプにお試しで火を付けたりしてアドバイスするなでしこの接客に、
なでしこが「カリブー」に何度も眺めに来たランタンをお買い上げするまで見守った店員の姿が重なります。{/netabare}
TVアニメ版で客として優しくおもてなしされたなでしこが、
今度はキャンプの楽しさを広める店員となる優しさの連鎖が温まります。


名古屋の「しゃちほこ出版」編集部員として苦闘する志摩リンを見守る先輩アフロ社員・刈谷。
{netabare}部下が伸び盛りと見て、裏でフォローする心情を上司・白川に吐露する件。
それを受けて白川がお前のほうが大変だったとイジり返す。{/netabare}
先輩が後輩を育み会社の将来を繋ぐ。
氷河期に断絶した当たり前の育成精神がこの会社では連綿と続いています。
こんな暖かい社風なら、ブラックに呑まれて消えていったアイツも凍えずに済んだのかな……。
そう考えたら目頭が熱くなるものがありました。


大垣千明、犬山あおい、斉藤恵那と他の野クルメンバーも成人。
映画では恩師の“グビ姉”鳥羽に続いて{netabare}千明{/netabare}が酔いどれ2号として覚醒w
早速、{netabare}酔った勢いで名古屋から遠征し、タクシー料金メーター9万オーバーの{/netabare}武勇伝を打ち立てるw
ですが、これがプロジェクトの始まり。“飲みニケーション”も悪くはありません。


【声優 4.5点】
実はメインキャスト陣が成人した野クルを演じるのは1期12話の妄想シーンに続いて2回目。
因みに、キャラ設定等も、その妄想シーンから組み立てられており類似点多数。
イメージトレーニングも万全で、キャラを崩さずに成長を演じる好対応。

ナレーションは引き続き大塚 明夫さんで盤石の安心感。
最後、{netabare}兼任する志摩リンの祖父役として発した「いいキャンプ場だ」{/netabare}との一言に報われます。

犬山あおい役の豊崎 愛生さんは映画でも、まつぼっくりさんで\コンニチワ/などと暗躍している模様。
終盤、{netabare}帰って来た原付ビーノで\マカセロ/{/netabare}と男気?を見せたボイスも決まってました。


【音楽 4.0点】
劇伴もお馴染みの立山 秋航氏がオフィスシーンでもブレずに
笛とパイプのケルト風も散りばめる癒し系を継続しつつ新曲を量産。
今回は組曲「松ぼっくり」を編成し、キャンプ場完成までの道程を管弦楽も交えて生き生きと演出。

主題歌もお馴染みのお二人。
OPは亜咲花さんの「Sun Is Coming Up」
淡々と重ねた日々がちゃんと明日につながっていると励ます社会人応援ソング。

EDは佐々木恵梨さんの「ミモザ」
ふと立ち止まって振り返って変わった物、変わらない物を静かに確認するバラード。


【余談】
歴史文化財の保存と活用についても考えさせられた映画でもありました。
{netabare}特に、縄文、弥生の遺構辺りは、教科書に載るレベルの重文級であっても集客は厳しい。
実際、立派に整備された箱物に閑古鳥が鳴いている遺跡が当たり前になっている感があります。
土器発掘体験だけじゃ家族連れは中々やって来ないかと。
少子高齢化でインフラの維持すら難しくなっていく今後の日本にて、
遺跡の価値を損なわない程度のエンタメ化は検討に値すると感じました。{/netabare}

投稿 : 2024/12/28
♥ : 34

けみかけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

日常系アニメが一段飛ばしで現実の扉を開く歴史的瞬間 「遠くのものほど大きく見えた」に込められた複数のメッセージ

2018年の第1期
2020年の『へやキャン』
2021年の『SEASON 2』に続く、複数の女子高生を主人公にキャンプで繋がった人々の姿を描く青春群像劇『ゆるキャン』の最新作


本日、完成披露上映会に参加してきたのでネタバレ無しで観どころをご報告します


原作でも全くの未知とされている、社会人に成長した主人公らを描く原作者あfろ先生が監修もされた完全新作の120分です


特に前説も無く、登場人物が多く、シリーズを追ってきた人に向けた小ネタばかりの作品に仕上がっているのであらかじめシリーズを予習していただいた方が無難です


まず【冒頭の5秒】に注目してください
映画好きならハッとさせられる仕掛けがあります
しかもそれが実に“『ゆるキャン』らしい”仕掛けで心の中で大きくガッツポーズしてしまいましたw
それぐらい度肝を抜かれた冒頭です
その手があったかwと


そして「きらら系」とか「日常系」と呼ばれるジャンルの作品で原作のその先を描くという試みが初めてです
それぞれ社会人に成長したキャラ達は住む場所も職業もバラバラながら、実に個性を尖らせた姿で登場して来ます


特にキャンプを仕事にした各務原なでしこと、キャンプは趣味と割り切った志摩リンでは、かつて初心者だったなでしこの成長も相まって2人は同じ目線である様に思えても実は少し違った価値観にもなっている、という表現になっています


また、山梨に残ったイヌ子こと犬山あおいや、Uターン転職で山梨に戻ってきたあきちゃんこと大垣千明と、地元から離れた他の面々とでは今作のキャッチコピーである「遠くのものほど大きく見えた」の意味合いも違って来ますよね


この複数の場所で複数の視点が同時多発的に絡み合うのが本作の一番『ゆるキャン』らしい要素です


キャストによる舞台挨拶では「あきちゃんが転職に至るまでには色々あった」と語られていたので、その“色々”と言われていた部分が本編では描写されなかったので、裏設定なんかもまだありそうです
観終えた後も想像や考察の余地がありそうです


ちなみに斉藤恵那が横浜のペットサロンのトリマーに就職した姿は、1期の頃からキャスト陣の間ではなんとなく予想していたそうで、まさに予想的中だったそうです


肝心のストーリーですが、町おこしの一環として5人の主人公が寂れた過疎地に新たなキャンプ場を建設しようと奮闘するものになっております
あれ?
『鉄腕DASH』か『目がテン』の話でしたっけ?w
流石はシリーズ一貫して【全然ゆるくない】のが『ゆるキャン』ですw
劇場版らしいスケールの話ですねw


公式youtubeチャンネルでは、テレビシリーズの主だった舞台である甲斐常葉駅からも程近い“道の駅しもべ”に、リアルに新しいキャンプ場を建設する動画が公開されています
この新キャンプ場は今回の物語の舞台とは全く関係ないのですが、モデル地とコラボ地は別けておきたい、という公式と身延町の思惑があるようで、今後は映画の公開後に間髪いれずにオープンした後、『ゆるキャン』とのコラボを前提とした展開を予定しているそうです


さて個人的なイチオシポイントはあfろ先生の登場メカへのコダワリが今作にも上手く引き継がれたと感じたところです
既にキーヴィジュアルでは成人したことで自動車に乗る様になったなでしこやあきちゃん、祖父のお下がり(?)なのか新城肇氏と同じトライアンフ スラクストンに乗るしまリンが描かれています


本編ではその他のキャラの愛車にも目を光らせてみると面白いですよ
ポイントはあfろ先生は基本的に四角いフォルムや丸いヘッドライトを好むという点
恵那の愛車はお洒落で都会的な彼女らしいチョイスでした
それと志摩家の自家用車が小さくなった?と思った人は気のせいじゃありませんという点
しまリンが名古屋で1人暮らしする様になったのだから自ずとそうなった、と納得します


最後になりますが古くからのあfろ先生作品のファンにはお馴染みの“アイツ”が遂に銀幕デビューを果たします
あfろ先生は日常系漫画家じゃない、不条理SF作家だ!ってことを急に思い出す、そんな上級者向けのファンサービスがありますw


そんな『映画 ゆるキャン』は7月1日に全国ロードショーです
是非お楽しみに

投稿 : 2024/12/28
♥ : 17
ネタバレ

Witch さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

大人の「リアル」と「ファンジー」、そしてゆるキャン△らしさを盛り込んで

【レビューNo.62】(初回登録:2023/6/2)
コミック原作のアニメ映画で2022年作品。2時間程度。
一時期お付き合いのあるレビュアーさんがこぞってレビューしてたので、私も
続くぞ!と思いつつ、結局後回しにしてましたw
ようやく着手ですね。

(ストーリー)
本編から数年経った時代、大人になったリンは名古屋にある小さな出版社に就
職していた。
ある日千明から名古屋を訪れている旨のメッセージが届く。再会した千明はU
ターン転職し山梨の観光推進機構に勤めており、今は数年前に閉鎖された施設
の再開発計画を担当していた。
その話を聞いたリンが
「こんなに広い敷地なら、キャンプ場にでもすればいいじゃん」
と何気なく言ったところ、千明が直ちに行動に乗り出す。
各地で就職している、なでしこ、あおい、恵那を呼び集め、かつての野クルメ
ンバーの手によるキャンプ場開発計画が始まるのだった。

(評 価)
・大人の「リアル」
 ・大人設定は「苦肉の策」?!
  正直今の「女子高生」で映画をやるとなると、
  ・ひたすら細かいエピソードを詰め込むTV版の延長
  ・新キャラ多く出すために他校との合同キャンプ他
  といった感じで、本編の1,2期を観ればわかるように、ある意味「ゆるキ
  ャン△」は完成された作品であり、安定感はあるが今後の発展性となると
  意外と難しいのかなっと。
  そういう意味では、今回思い切って「大人になった彼女たち」という時間
  軸を一気に進めることにより、また1から物語を描いていけるので、上手
  いやり方だったのではと、個人的には評価したいところですね。
  (3期やる場合の辻褄合せも不要だし、大人だからやれることも増えるし)
  制作陣も表向きは「大人になった彼女たちを楽しんでほしい」としつつも、
  実際は結構「苦肉の策」だったのではないかと。
  (大きなお世話でしょうがw)

 ・旗振り役の千明他のリアル
  {netabare}・「前回全員で集まったのは、3年前のキャンプ」
   リンと千明の飲み会は、こんな会話から始まります。幾ら5人の絆が深
   いとはいえ、社会人になるとそんなもんだよねぇ~というリアルさが、
   まず共感を呼びます。
  ・そして本作品では、「観光推進機構」の千明が発起人で、キャンプ場開
   発計画を進めていくのですが、確かに5人に中では一番の適役だったで
   しょう。で、実際の「キャンプ場総合リーダー」はリンに託すというw
   ここまでセットでやっぱり千明だなっと。
  ・こうやって計画はスタートします。各々時間をやりくりしながら現場に
   出向いたり、スマホ上でアイデアを出し合ったり、でも思いがけないハ
   プニングも発生して・・・
   時に本業等のシーンも挟みつつ、二転三転しながらもキャンプ場が開設
   するまでを丁寧に描写していきます。{/netabare}

・大人の「ファンタジー」
 「昔の仲間が集まり大きな事を成し遂げる」
 とても夢のある話ですが、現実はこの映画のようにそう上手くはいかないこ
 とも、視聴者皆が理解していて・・・そういう意味では、やはりこの映画は
 「ファンタジー」だといえるでしょう。でもだからこそ、自分たちに代わり
 「このファンタジー世界で彼女たちには夢を叶えてもらいたい」
 ある種彼女たちに思いを託すような作品なのかなっと。
 (まあキャンプ場作りの過程なども、ご都合主義な部分はどうしてもね)

皆が集まるとあの懐かしいノリが帰ってきて、「テストキャンプ」としてキャン
プ飯のシーンをガッツリ入れてくるなど、やはり大人になっても根底にあるのは、
安定の「ゆるキャン△クオリティ」なんですよね。
そこはしっかりと押さえているなっと感じます。

ただ2時間という尺は賛否両論を呼びそうですね。キャンプ場作りのシーンで
冗長と感じる部分があったり、{netabare}計画が始動する前に謎のなでしこ家でのカニ鍋
パーティが始まったり、リンとなでしこが山の露天温泉に出かけいろいろ語り
合ったり、それも含めてこの作品の味と楽しめるかどうか。{/netabare}
大人の「リアル」と「ファンタジー」は個人的には、いいバランスになってい
るかなっと思います。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 16

73.9 4 2022年度の続編アニメランキング4位
劇場版 ソードアート・オンライン -プログレッシブ- 冥き夕闇のスケルツォ(アニメ映画)

2022年10月22日
★★★★☆ 3.9 (105)
513人が棚に入れました
世界初のVRMMORPG(仮想大規模オンラインロールプレイングゲーム)「ソードアート・オンライン」のプレイヤー1万人がゲームの世界に閉じ込められてから1カ月以上が過ぎた。鋼鉄の浮遊城アインクラッドの第一層を攻略したアスナはキリトとコンビを組んだまま、最上階を目指して旅を続けていた。情報屋アルゴの協力もあり攻略は順調に進んでいるかに見えたが、トッププレイヤー集団「ALS(アインクラッド解放隊)」と「DKB(ドラゴンナイツブリゲード)」という2大ギルドの対立が勃発。死と隣り合わせの日々の中、アスナとキリトは攻略とはまた別の脅威に巻き込まれていく。
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

アスナ育成計画の指針

《アインクラッド》第5層

リソースの均等配分を主張する《ALS》(アインクラッド解放隊)
精鋭による早期攻略を主張する《DKB》(ドラゴンナイツ・ブリゲード)

2大攻略ギルドの対立、さらに混乱を煽るPK(プレイヤーキル)集団。
狭間で奮闘するアスナ、キリトたちの活躍を描いた劇場版再起動(リブート)作品第2弾。

【物語 3.5点】
興味深い可能性が数多く示唆……。
が、これ伏線回収されるの何十年後ですか?(汗)


後に《血盟騎士団》へと収束していくであろう攻略ギルドの政治力学。
後にSAOサバイバーたちにトラウマを植え付けるであろうPK集団の萌芽。

加えてアスナ視点については、友人の情報屋アルゴ、
本シリーズのオリジナルキャラ・ミトを合わせ鏡に活用し解像度アップ。

アルゴとの入浴シーン。
{netabare}女の子二人の風呂場での水着バトルに、つい目を奪われてしまいますがw
あのシーンで肝心なのは、キリトがソロでありながら、アスナに気があるからつるんでいると指摘する、アルゴのとっておきの情報。{/netabare}

ミトについて。
{netabare}アスナVSミトのPvPは印象的な場面ですが、
それ以上に興味深いのが、決着後の、キリトとミトによる今後のアスナについての“保護者対談”。
急成長するアスナを誰かが見守り、攻略組の大規模ギルドの中心として開花させねばならない。{/netabare}
要素を先取りしてアスナの成長度や可能性を示すミトの使い方が上手かったです。

アルゴとミトで指摘したアスナの行く先には、
後の《血盟騎士団》副団長・アスナとソロプレイヤー・キリトは互いに好意を寄せ合いながら、一旦、袂を分かたねばならない。
という転機が待っていると思われますが、そこを織り込んだシナリオはファンならば興奮させられます。


が、ここまで10年で7層の原作外伝小説の刊行ペースでは、解答はいつになるのやら。
そもそも作者が不老不死にでもならない限り、完結すら不可能に思えて気が遠くなってきます。
この辺りが私が原作3巻で挫折している理由ですが(苦笑)
初めて未読組としてアニメ鑑賞する『SAO』は新鮮ではありました。

ただ、アニメ化のネタとしては、今後も原作数巻ごとに、ファン以外にも楽しめるだけの要素が十分にストックできるまで。
或いは原作中で大きな動きや傑作エピソードが生み出されるまで。
という方針になるのでしょうか。

本作を“原点の集大成”として『~プログレッシブ』劇場版企画は一区切り。
次の劇場版は完全新作オリジナルで制作するという判断は間違っていないと思います。


【作画 4.5点】
アニメーション制作・A-1 Pictures

構成上、二回繰り広げられたボス攻略戦の作画は気合十分。
5層ボスに至っては{netabare}部屋そのものがボス{/netabare}なので、背景も一体となってバトルを盛り上げます。

アルゴの俊敏な動きで爪で引っ掻き回すスタイルも再現度上々。
ミトの鎖付き鎌という変則的なスタイルについても、前作以上に活用できていました。


光と影のコントラストによる色彩の美しさにも惹き付けられます。
私はIMAXで劇場鑑賞しましたが、できるだけ黒の違いを表現できる規格で体験することをオススメします。


【キャラ 4.0点】
株を上げたのがキバオウ。
元・ベータテスターを僻む、身勝手なキャラとしてのイメージが流布している彼。  
今回は、攻略組精鋭に取り残されたプレイヤーの意見を代表する公の顔と、
“ビーター”として憎まれ役を買って出る“キリ坊”の事情も汲む私の顔を使い分ける柔軟性を見せる。
人望ある政治家として有能だったキバオウという驚きの事実。

この本音と建前をキリトは弁えていますが、
純粋なアスナはキリト君が損な役回りで傷ついてばかりと嘆く。
ボタンの掛け違いが切ないです。


情報屋アルゴを映像で補給できる待望作。
隠密行動キャラのイメージが先行していたアルゴですが、
正面切っても強いトッププレイヤーだったことが判明。
この先、レベルが上っても生き残って暗躍してくれそうです。


その他、エギル隊をたっぷり補給できたのも、エギル推しの私にとっては望外の喜びでした。


【声優 4.0点】
アルゴ役の井澤 詩織さん。
ケモノじみたマスコット成分もカバーした飄々とした口調で、軽妙な情報屋を表現。
ただ私は『メイドインアビス』2期を観終えた後だったので、
「オイラ」がどうこうと絡んで来るアルゴが、同じく井澤さんが演じるナナチに見える幻覚がw
できればアルゴの一人称は「オレっち」で統一するようお願いしたいですw

後のPK集団首魁〈PoH(ぷー)〉役の小山 剛志さんも「イッツ・ショー・タァーイム」と登場して来るので、ボス攻略してからも油断できません。
配下のジョニー役・逢坂 良太さんに加え、
小林 裕介さんも病んだ怪演で、両ギルドを離間する工作員役として新登場しブラック増量。


【音楽 4.5点】
劇伴は、前作に引き続き、梶浦 由記氏によるフィルムスコアリング。
5層ボス戦もまた複数のBGMを緩急織り交ぜて切り貼りして連続させる献身的な構成。
今回は楽曲群全体をピコピコと共通するアレンジも散りばめて繋ぎ、
長いバトルシーンの緊張感を維持。

音響監督も岩浪 美和氏が続投。
スピーカーの位置までおさえた調整力で鑑賞者の“フルダイブ”を好アシスト。
ここもできれば、立体音響にこだわった環境で体感することをオススメします。

ED主題歌は藍井 エイルさんの「心臓」
作詞・作編曲にヨルシカ・n-bunaを迎え、
大仰なストリングスを廃し、ピアノとバンドサウンドに純化した垢抜けた一曲。

今回、特にEDクレジット後のパートはありません。
が、“2人は雲を抜けたあの彼方へ”
ED映像の最後にあのカットを持ってくるのはファンにとってはエモいし、ズルいです。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 22
ネタバレ

テナ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

アスナの成長と優しさを感じる

人気アニメ外伝劇場版アニメ第2弾!
SAOで1番好きな世界観はアインクラッドです。
実を言うとアインクラッドはアニメでは1クール分で原作では文庫本2冊分のエピソードなんですが、物足りなかったのです。
アインクラッド1階層からかなりスキップされてますもんね(*꒪꒫꒪)
1層から1つ1つ見たかった私には、この劇場版は合ってる気がする。

前作の劇場版は、個人的にも原作に違和感を出さない感じに制作されておりかなり良かった。
今回はSAO原作にはない階層だし、違和感は心配ないと思っていましたが、果たしてどうだったでしょうか?


さて、物語は階層はOPボスで4階層ボス攻略ですね。
{netabare} 階層ボスは激流を起こす中、外からボス部屋の扉を開けて水を流す。
多分、正攻法ではないんだけど、あれじゃないと多分部屋が水に沈むから間違えてない気がするけどドア開けないと水中の中では動きにくいし、ドア開けない場合はどうするんだろうw
水は時間差で消えるのかな?{/netabare}

さて、物語の軸の1つは。

5階層フロアボスですね。
{netabare} ギルドフラッグをドロップするフロアボスで2つの対立する最前線ギルドのキバオウのギルドはドロップアイテムを独占しようとする。

ドロップアイテムの効果はフラッグを挿した範囲内のギルメンのみバフする効果と言うギルドとしてはかなり欲しいアイテム。{/netabare}

禁書目録で出てきたペテロの十字架と似た感じのバフバージョンってイメージかな?
私は、それを思い出しました。

{netabare}そこで、どのギルドが独占しても厄介なフラッグを手にさせない為に。
キリトとアスナは仲間を集めてボス戦に挑みます。

このフラッグをキリトが手に入れたのはゲーム攻略の為、ギルドに所属する人達の為です。
このフラッグは1つのギルドしか効果を得られなくて効果を得られたギルドは指揮があかり得られないギルドが指揮を下げてしまう結果になる。{/netabare}

そうなるとボス攻略にも支障がでる。
更に対立状態にあるギルドに渡るとトラブルになる可能性もある。
様々な理由で渡せない理由がありました。

{netabare} だから、キリトは条件を2つ出して、時が来たらフラッグを無償で引き渡す事を約束します。
でも、やっぱり不満も沢山出ます。
キリトは沢山の人に心無い言葉と言う石をぶつけられます。 {/netabare}

それを見たアスナは泣きます。
{netabare} キリトは皆の事を思って行動して命を掛けて戦ったのに……それを悪意ある言葉を投げつけられる……キリトは「俺がやりたいからやってる事」とか「評価されてしてるわけじゃない」ってセリフがあるんだけど……

これは私も似た考えです。
少なくても解ってくれる人が解ってくれたらそれでいいって私も思います。
私も昔、ゲームしてた事があって団長の立場に居て、色々な人にメンバー対して「甘い」とか「優しすぎるから仕方ない」「もっと厳しくすべきだ」とか私の仲間に対する対応で色々ボロカスに言われた事がありました……

メンバーのin率とか立ち回りとか態度の事だから私が代表だから言われても当然だし、チーム戦だから人は必要だけどリアルよりも優先を強制したくはなかったから、私になりに頑張ってはいたのですが中々難しくて‪(͒ ⸝⸝•̥𖥦•̥⸝⸝)‬
それに多分、皆さんオブラートに包んではくれたんだろうけど(*꒪꒫꒪)

多分、伝わらない人には伝わらないんだと思います。
否定とかそう言うのは傷つきますが全員の満足いく結果なんて夢物語です。
けど、そのゲームが無くなる時に沢山のメンバーさんからお礼のメッセージが沢山来て、それが凄く嬉しかったんです。
解ってくれた人がいた事が……少なくとも頑張ってきた事は間違ってなかったんだって。

だから、アスナがキリトの考えが頑張りを知ってる彼女が泣いて怒ってくれた事はキリトも嬉しかったんじゃないかな?
キリトにもそうやってキリトを思って泣いてくれる人がいる。
自分を理解してくれる人が1人でもいい数人でもいい少しでもいるなら何を言われても傷つけられても頑張れる気がします。
キリトにも沢山の仲間がいる訳ですからね。{/netabare}


もう1つの物語の軸は、アスナの成長

主人公は彼女ですからね。
罠にかかり大事な武器をモンスターに奪われた彼女は迷宮で絶望します。
アスナって最初はミトに見捨てられた時も部屋に篭ってましたよね。

彼女は何かあると、立ち止まってしまう。
けど、悩んで考えて最後には立ち上がる。
{netabare} 自分でモンスターを帯びき寄せる方法を考えたり、モンスターから武器を奪い返したのも、PK集団の一味のやり取りを偶然知ってしまい話を聞いていて見つかった時も自ら回避したりと、1人でもなんとかする力をしっかり身につけてるんだと感じました。

そして、ボス退治のメンバー集めでミトに力を借りにきた時のデュエルも、守られてばかりだったアスナが今ではミトと同等に戦えミトが本気を出さないと勝てない程に成長してました。

でも、ミトは手伝えないと……アスナを見捨てた彼女は今もまだあの日の事を。

「裏切りたくないから」って理由ですね。
ミトの立場からしたはね……吹っ切れないかなぁ
確かに一緒に戦わなければ裏切る事はない。

けど、私は思ったのは「裏切りたくないから一緒に戦わない」のではなく「裏切りたくないから一緒に戦う」べきではないでしょうか?

過去は塗り替えれない。
償えたとしても、許された訳じゃない。
何をした所でチャラにはならない。

でも、前回、裏切り逃げ出したからこそ、次は裏切らないように共に戦うべきでなないでしょうか?
ボス攻略と言うピンチになる場所へ向かう友達の為に。
次は裏切らない為に。

だから、ミトがアスナのピンチに駆けつけた時は安心しました。
正直、今回のボスはミトが居なければ勝てなかったかもしれませんね。
追尾効果持ちなんて他には居なさそうだし、あの高さなら多分アルゴくらいなら届くだろうけど追いつくのは大変だろうし。{/netabare}

で、ミトはペンダントでもアスナを守りましたね。
あのシーンを見て思ったのは……

{netabare} ミトってお店を出したいんだそうです。
強化素材とかのお店で、ペンダントなんかも作れるみたいです。
しかもキリトが驚くレベルの。

彼女は初心者のアスナを守れなかった。
だからこそ、彼女は街から出る初心者冒険者や冒険者に少しでも強化のお手伝いが出来たり助けになるアイテムを持って少しでも生存率を上げて、また元気に街からに帰って来て欲しい。
そう言う気持ちからお店を出そうとしてるのかな?って思いました。 {/netabare}
アスナを救ったのが、その1歩目かな?

最後のアスナとミトのやりとりは友達でした。
これは私の友達のイメージにピッタリでした。

友達って学校を卒業したら、夫々の家庭を持ったり仕事に出たり、夢に突き進んだり道は必ずどこかで分岐するんです。
けど、目標や目的は違っても困ってたり悩んでる事を知れば支え合える助け合える。
それが私の友達のイメージの1つです。

アスナとミトは目標は違うけど友達で、困っていたら助け合える{netabare} 「ピンチになったら助けにくるから」って言葉は本当に素敵だと感じました。 {/netabare}


後、キリト君が{netabare} アスナとミトが久々に会う時に追跡してたのがおかしかったww
あれは絶対ついてきてましたよ。
だって、ミトとアスナが会話からデュエルまで遅かったって程は時間経ってないしw
ちょっとストーカー気質ぽいキリト君が面白かった。{/netabare}

前回の劇場版もそうでしたが、キリト君はちょっと見てて???ってなる時が必ず1回以上はあるんですよねw

初期のキリト君は女の子との距離感が測れなかったりテンパったり面白い部分がある可愛いけど、キリト君だから許されるかなw
あれが、エギルやクラインやキバオウだと少し恐怖を感じるww

そう言えば、キリト達がボス戦をする時に
{netabare} エギルやアルゴの名前は出て呼ばれたけど……クラインは何処に?
1層からまだ再会してないのかな?
それとも、キリトはカウントダウンパーティーに呼ばれなかったから、クラインに理不尽な八つ当たりで省いたのかな?{/netabare}
後者なないよねw
そんなキリト嫌だから違ってて欲しいww

キバオウは今回は……
{netabare} 良い奴でしたね。
結局、今回の揉め事の当事者ではあったけど、キリトがフラッグを手にした理由に理解してくれたり、フラッグを横取りしようとした仲間を止めてくれたり、キリト達に自分達がボス攻略の時間を教えてくれたりとか。

キバオウって偉そうで生意気で口が悪くて我儘で最低のイメージでしたが、今回で少し見直しましたね。
ちゃんと物事を考えられる人なのだと{/netabare}


さて、全体的な感想に入ります。

今、オススメの劇場版です。

キリト達がアインクラッドに踏み入れたのは2022年で私達の世界と同じなんですよね。
しかも、劇場版の舞台が2022年12月29日から12月31日で時期的にも近いです。
更に、今回は少し浮遊系のモンスター達も登場するので少し遅めのハロウィンにもピッタリの劇場版ではないでしょうか?
観る時期が合っているので、少し新鮮だし。
キリト達の生きた時間を私達が今生きていると考えると素敵ではないでしょうか?


今回も男性諸君へのサービス
{netabare} アスナの入浴シーンがありましたね。
オーディナルスケールからSAOシリーズ3作品全てアスナはお風呂に入ってるけど劇場版でのお約束なのかなww {/netabare}

戦闘シーンは迫力ありましたね。
何より音が今回はかなり迫力があり心臓まで響いて来ましたね。
スピード感は抑え気味でしたが音と迫力はしっかりあったし
{netabare} ラストアタックで揉めたりフラッグで揉めたり、とかゲームプレイヤーなら欲しいだろうなぁ〜とか、リアルにあれば揉めるである出来事で感情移入しやすかったりもしました。

アスナも怒ってましたね。
ラストアタックは同時だとw
キリトはシステム的にとか俺の方が少し早かったんだよとか言ってたけど、多分アスナは怒りに共感して欲しかったんだよ。{/netabare}
この噛み合わない感じも面白かったですね。

後は、物語もテンポ良かったですね。
しかし、当然ながら、原作にはまだまだ続きがあるから……少し終わり方が……纏まってはいたけど{netabare} PKの奴らが…… {/netabare}劇場版でもOVAでもアニメでもいいから是非続きして欲しいですねw

投稿 : 2024/12/28
♥ : 12
ネタバレ

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

正妻の本領発揮

【紹介】
ソードアート・オンライン プログレッシブの映画化2作目です
星なき夜のアリアから続く話なので前作を視聴してから見てください
SAO本編は見ていなくても楽しめる作りになっていますが、アインクラッド編の1層1層を濃密に描写しているのでファン向けの映画だとおもいます

【感想】
今回も妹と一緒に見に行きました、男女比は8:2くらいかな?
とても面白かったです! 作画や演出、音楽は毎回すごいしシナリオも良かった!
SAOのファンなら是非見て欲しいです

本編だけだとアスナやエギルやアルゴといつの間にこんなに仲良くなったの?っていうのが良くわからなかったけど、その部分がちゃんと描かれているのが嬉しかったです

シナリオは良かったけど話の内容に劇場版感はあまりなくて、ふつうのアニメ2~3話分って感じなのでTVアニメでやってくれればいいのにと思っちゃいますが、低予算になったときにガッカリするのでこれでいいのかも?

{netabare}
見どころは階層ボス戦の絶望感で、ラスボスかっ!!ていいたくなるような意地悪な攻撃パターン、これ絶対誰か死ぬやつでしょ・・・
キリトやアスナは大丈夫ってわかるけど、味方キャラクターはなんか死亡フラグ立ててるし、生き残る保証がないのですごく緊張感がありました

それからキリトとアスナの絆は前作に引き続き丁寧に描かれていて、ここまで相棒感出されると他の女の子は勝てないですよね

あとはキバオウさんの株が今回爆上がり!
これも本編だと最初にいがみ合っていたけど、そのあとどうなったの?って思っていたんですよね、確か生存者リストにキバオウさんの名前はしれっと入っていたので生き残ることは知っていたんですけど
それが今回の映画ではとてもいい役回りをこなしていて好きになりました
{/netabare}

投稿 : 2024/12/28
♥ : 23

59.4 5 2022年度の続編アニメランキング5位
「艦これ」いつかあの海で(TVアニメ動画)

2022年秋アニメ
★★★☆☆ 2.8 (104)
248人が棚に入れました
藤田咲
タニベユミ
洲崎綾
堀江由衣
野水伊織
小倉唯
種田梨沙
早坂梢
宮川若菜
小松真奈
竹達彩奈
山田悠希
東山奈央
ネタバレ

アム さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

何を伝えたいのかはっきりとしてるのは高評価だが色々言いたいことがある。

総評としては、作画崩壊と延期が本当に痛い。あと最後が胸糞エンド過ぎる。そもそもテーマが大き過ぎるので、8話で完結させるつもりなら日常パートで1話使うようなコトはすべきではなかった。 {netabare}(そもそもタイトルが1944なんだからレイテ沖海戦を全編でやれば良かったのでは?ってのはある) {/netabare}
ただ、シリアスに振ってドキュメンタリーテイストな作品に仕上げられているし、航空機の戦闘シーンは作り込まれててGOOD!

さて、描写について細かく見て行こう。結論から言うと航空機の描写は評価できるが水上艦の描写はイマイチである。
本作では水上戦闘機、強風改が登場するが、動翼部分の動きが前作と比べ分かりやすくなっており強風の特徴である自動空戦フラップが作動している描写もあったのが良かった。SNSでもちょっとした話題になってたっけ

ただ、前述した通り水上戦闘は微妙で直立不動水上スキーが前作より、かなりシュールに見えてしまっている。前作では艦娘が波に乗るような動きも見られたが、今作では真っ直ぐ進むだけであるからである。
加えてあちこちの表現が分かりにくすぎるのだ。本作を通して雷撃を受けるシーンで艦娘達は必死に回避してるが、セリフが少ない上、魚雷も小さく(まぁ歩兵武器サイズだからね)雷跡も見にくいので「一体何をしてるんだ」と初見は感じるだろう。wowsの魚雷接近アラームとマーカーでも付けた方がよろしくてよ?(笑)

結論として色々惜しいと思う作品だ。
教科書に載らない戦争という歴史を艦娘で描こうとしたことは斬新だし、これを見て今の若者達が日本の歴史を知るきっかけとなってくれればな、と感じた。

最後に。あの終わり方は続編を作るためなのか、それともアニメ事業から撤退するつもりだったのかは分からない。今後の動向に注目だ。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 8

ウェスタンガール さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

タンジェリン・ドリーム

迎えた新年。
2023年冬アニメもちらほら始まり出した今日この頃ではある。

「不幸だわ」

山城の如く、その身の不運をかこった昨年。
それもまた懐かく、愛おしく思えるから不思議だ。

威厳と虚勢、そして可愛さ。
味わい深き藤田咲さんのボイスに最敬礼である。
神々しささえ感じさせる扶桑山城姉妹に絡むは、朴訥(ぼくとつ)とした台詞回しに、限りない情の深さが込められた佐世保の時雨。
阿吽の呼吸とミニマルな台詞に、全くゲームのことは知らない、しかし、幼少の頃よりイフの世界に遊んできた自称提督の身としてはドリームしかないのである。タンジェリン(みかん)ドリームなのである。

そして再び、呉の雪風として藤田咲劇場の第二幕が上がる。

色々と気になる伏線も満載ではあるが、坊ノ岬を飛び越え(大和だって飛べるはず^^;)、ピケットラインを一蹴、敵機動部隊を殲滅セヨ!?

投稿 : 2024/12/28
♥ : 10

81.5 6 2022年度の続編アニメランキング6位
メイドインアビス 烈日の黄金郷(TVアニメ動画)

2022年夏アニメ
★★★★★ 4.1 (436)
1651人が棚に入れました
隅々まで探索されつくした世界に、唯一残された秘境の大穴『アビス』。 どこまで続くとも知れない深く巨大なその縦穴には、奇妙奇怪な生物たちが生息し、今の人類では作りえない貴重な遺物が眠っている。 「アビス」の不可思議に満ちた姿は人々を魅了し、冒険へと駆り立てた。 そうして幾度も大穴に挑戦する冒険者たちは、次第に『探窟家』と呼ばれるようになっていった。 アビスの縁に築かれた街『オース』に暮らす孤児のリコは、いつか母のような偉大な探窟家になり、アビスの謎を解き明かすことを夢見ていた。 ある日、母・ライザの白笛が発見されたことをきっかけに、アビスの奥深くへ潜ることを決意するリコ。 リコに拾われた記憶喪失のロボット・レグも自分の記憶を探しに一緒に行くことを決意する。 深界四層でタマウガチの毒に苦しむリコ。 リコを救ったのは成れ果てのナナチだった。 ナナチを仲間に加え、ボンドルドの待つ深界五層へと三人は冒険を進める。 そこで、出会ったプルシュカと名乗る女の子は、ボンドルドに育てられ外界を知らずにいた。 リコの冒険話に夢中になり一緒に冒険に行きたいと願うが、あえなくボンドルドの実験に利用されてしまう。 しかし、プルシュカは形を変えリコの白笛となり、一同は深界六層「還らずの都」へと進む。 そこには、成れ果てが独自の価値観を持って生活している「成れ果ての村」が存在していた。

takato さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

原作でもそうだったが少々足踏み。物語の根本には真っ直ぐな強い推進力が必要。

 前作とは違い原作読んだ上の視聴。原作は正直あんまりスッキリしない形だったけど、改めてケヴィンペンギンさんの音楽が奏でられながら冒険の日々が再び始まるのを見ちゃうと思わず目頭が…。ボン卿とは違い意味での狂人なワズキャンが平田さんなのも嬉しい。久野ちゃんがああなっちゃうのか…。


 原作勢としては、今からアノ展開に海外勢の方ががどうなっちゃうのか楽しみ。しかし、今回のアニメの大きなマイナス点は、ラジオインアビスのリコ飯のコーナーがないこと!。これはマイナス100点案件やでぇ。どうでもええが、オーゼンの武装してる姿って特撮のゼイラムが元ネタなんかな。


 いよいよ「火の鳥 生命編」みたいな恐ろしい過去回想モードかな。ただ、改めて見てみて、原作の時点で思ったが少々謎と設定のせいで物語が散漫になっちゃってるかな。設定を説明するだけな話が続いちゃってる印象。1期ではポンポン階層をまたいできたのに。かといってじっくり2クールとかけて長大な話を描くわけでもない。帯に短し襷に長し。ナナチとの出会いから、ボンドルドとの決着までを描いた5層のテンションには及ばない。まぁ、それでも並のクオリティーではない作品だが。


 ついに7話で予想通り回想編に入ったが、あの切り方だとイルミューイを食べちゃったと勘違いされちゃいそう。ピュアな未読海外勢はそう思っちゃったんじゃないかと心配。


 全部見終わって、やはり原作を読んだ時と同じ停滞してしまった印象が残った。だからこそ、原作でここから旅立つ時には開放感がかなりあった。やはり物語にはシンプルに強くキャラも視聴者も導く強い動機が必要だろう。ナナチからボンドルドの流れではそれがあったからこそべらぼうに面白かった。今回は、それがハッキリとした対象を欠けいて、真っ直ぐではなく散ってしまっているように思えた。ただ、久野ちゃまは最高ですねぇ。しかし、この別れ方は意味深なだけだったような…。それにしても挿入歌の「gravity」はアビス史上最高の曲なような。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 20
ネタバレ

フィリップ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

成れ果てたち

アニメーション制作:キネマシトラス、
監督:小島正幸、副監督:垪和等、
シリーズ構成・脚本:倉田英之、
キャラクターデザイン:黄瀬和哉、黒田結花、
音楽:Kevin Penkin、原作:つくしあきひと

アビスに下りることは、
中世ヨーロッパにおける登山のようなものかもしれない。
かつて、ヨーロッパにおける山は、悪魔の棲み家だった。
人間が足を踏み入れる場所ではなかったのだ。
これは山を「神」として崇めた日本人との大きな違いだ。

例えば、スイスアルプスの玄関口、グリンデルワルトという村について
18世紀の書物には、こう記されている。
<地獄のような永久の闇の立ちこめている谷間で、
寒さは身を切るばかり、そして底知れぬ水たまりのある、
恐ろしい食肉鳥の飛んでいる場所>
どこか、アビスの情景と似ていないだろうか。
人間の未知の場所に対する畏怖が込められている。

しかし、そんなものを飛び越えていく人々もいる。
山に登った記録は紀元前からあったが、
継続して登り、きちんと紹介したのは、
近代博物学の開祖とされるスイスのゲスナーが有名だ。
趣味で山に登り、植物や景観を楽しんだという。
16世紀にピラトゥス山に挑戦して登山記を上梓。
それが一般に広まると、次第に多くの人々が
未知の山に挑戦するようになっていった。

冒険者はいつの時代にもいた。
しかし、登山が幅広く知られ、盛んになったのは、
近代の19世紀になってからで、
その頃になると標高の高い山も
次々と登頂されることになった。
そして登山はどんどん先鋭化していく。
ガイドを付けずに単独で岩壁や氷壁に登る時代もあった。
より難しい場所、より人が入り込めないような場所に
何かを求めて挑戦し、多くの人が死んでいった。
なかでも不可能といわれたのが
先述したグリンデルワルトの近くにある
アイガーという山の北壁だった。

アイガーの北壁は凍てついた氷に覆われている難関。
天気が最高の場合以外、条件は最悪。
落石や雪崩が絶えず起こり、
冷たい突風、あられなどが降らないことのほうが珍しかったという。
万年雪と万年氷が岩の溝や裂け目から
四方八方に張り巡らされていた。
その情景から「蜘蛛」と呼ばれた最難関は、
登山者の行く手を大きく阻んでいたが、
登攀しようとする人は後を絶たなかった。
多くの犠牲者を出し続けたため、
国から登攀禁止というお触れも出たという。
ハインリッヒ・ハラーたち一行が登頂に成功した様子は、
著書『白い蜘蛛』で詳細に記されているので、
ご興味のある方は読んでみて欲しい。

そんなことを思いながら、この作品を観ていて、
栗城史多のことも頭に浮かんだ。
彼とは1度、話をしたことがあり、
未知のことに目を輝かせて反応する気のいい人だった。
エベレスト登山に何度も挑戦しては失敗し、
凍傷で指を9本失ってもなお挑み続けたが、
最後には35歳の若さで命を落とした。

最近、友人の付き合いで時おり登山をする。
お陰で富士山も天気の良いタイミングに訪れることができた。
1日で登って下山するスケジュールだったこともあり、
8合目の途中あたりから、高山病を経験して、
(アビスでいうところの「上昇負荷」のようなもの)
少しペースを落としたが、何とか山頂まで到達。
山頂では高山病も快復し、
火口を1周することもできた。
登山自体は、私にとってスポーツをしているような感覚だが、
友人と一緒に行って感じるのは、
登山者の心は、一般人とは、かなり違うのではないかということだった。

山に登っていると否応なしに危険な場所に遭遇する。
「死」を意識せざるを得ないことが多々ある。
ところが、登山者にとっては、そういう意識が薄まっている。
もしくは、そういう危険を乗り超えて、
体験する空気感や目にする壮大な景観などに
何かを賭けてまでも辿り着きたいと思っている。
個人的には危険な場所には行きたくないが、
彼らは難しい場所に挑戦したいと思ってしまう。
冬山の挑戦など、その最たるものだろう。

主人公のリコは、行方不明の母を追って
幼いながらにアビスに挑戦するが、
その道中で、真実に直面する。
下層に行くに従って、欲望のようなものが
直接体に作用して、人間性を失ってしまうことが
あることを知る。
いわゆる「成れ果て」になってしまう。
その現実を目の当たりにしても、
大怪我を負っても、彼女は怯まずに先に進もうとする。

こういう感覚は、登山者の精神性を
反映しているのではないかと想像する。
私などは、「なぜ山に登らなければならないのか?」と
思ってしまう。その人を形作っている
価値観のようなものが全く違うのだろう。
この作品でも「価値」というのが
ひとつの重要なキーワードとなっていて、
作品を読み解く鍵となっている。

1作目の後半や映画などを観ていると、
自然と関わる人の営み、その罪深さを
表現しているようにも思える。
そして今回の2期は、6層に存在する
成れ果て村とその住民の話でまとめられている。

{netabare}この成れ果て村の住人である「ガンジャ隊」は、
登山者の精神性とは少し違っている。
彼らは、故郷から捨てられた人々。
何らかの理由で故郷から見放された人の集まりだった。
そんな彼らが、自分たちの居場所としての「黄金郷」を目指す。{/netabare}

ワズキャンは「望郷」と言った。
ただし、それは「故郷を想う気持ち」を意味しない。
「どんなに求めても得られない憧れの気持ち」だという。
ヴエコにとっては、イルミューイの存在だった。

成れ果て村の真実。
人間の欲望が自身を別のものに変えてしまう。
そして、世界までを変化させる。
激烈な想いや悲しみが広がらなければ、
人は欲するものを手に入れることができないのか。
欲望や価値観の先にあるもの。
この作品は、ひとつの答えに辿り着けるのだろうか。
(2022年11月5日初投稿)

投稿 : 2024/12/28
♥ : 40
ネタバレ

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

欲望の果てに

【紹介】
メインドインアビスの1期→劇場版→烈日の黄金郷の順番で、劇場版を見ていないとストーリーが飛んでよくわからない部分が出てくるので劇場版視聴必須です
とても設定が細かくわかりづらい話なので、自分なりにストーリーの本筋と各キャラについてまとめました、
下のほうにネタバレタグでとじてありますのでよろしければご覧ください
【感想】
期待通りのデキでとても面白かったです、録画をためて最初は3話くらいまでと思ったけど面白すぎて最終話まで止まりませんでした
とても設定が複雑で難解かつ新キャラクター達の考えが独特でわかりづらいしなかなか心の内が語られないのでちょっとわかりづらい話になっています

グロいシーンや鬱な展開、作者の変な性癖は1期よりも多いし濃いけど、ここまで見てきて「そういう作品だ」と知っているので一期の時ほどのショックはなかったかも
※作者の変な性癖は相変わらず度し難い・・・
{netabare}
それから今期はほぼ一つの層の一部(村の中)だけで話が完結するので、未知の領域に足を踏み入れる恐怖とワクワク感という1期の特徴は薄く、
呪いが届かない安全さがあるのでこれまでに比べて格段に何が起きるかわからない恐怖は弱かったです
冒険の面白さよりもアビスの秘密に迫る内容が中心なので、この作品を最後まで追うか追わないかの分かれ目になる作品になるかも

話の作り方がうまくて、ガンジャ隊の足跡とリコ達がどう重なるのか興味を引かれながら視聴していきました
丁寧に作りすぎて1クールまるまる費やすのはどうかと思うところはありますが、丁寧に作られている分キャラクター達の掘り下げがいっぱいされていて
よりアビスの世界観に没入することができて私はとても満足しています

欠点をあげるなら、謎をぼかしすぎたせいで繰り返し見てもよくわからないことがいくつかあることです
{/netabare}

【烈日の黄金郷のストーリー簡単なまとめ】
とても複雑でわかりづらいため、簡単にまとめてみました重大なネタバレばかりなので視聴後にご覧ください
わたしの解釈が間違っているかもしれませんので参考程度にみてもらえれば
{netabare}
リコ達が6層に到達するよりもずっと大昔、まだ探窟家の町ができる前に故郷を追われた者たちで結成したガンジャ隊が黄金郷を求めアビスの6層に到達しました
6層で拠点を作り、飲み水を確保しましたがその飲み水は飲んだ者に種?のようなものを産み付け寄生する「水もどき」が混ざっており、
唯一の水源であったため危険と承知しながらも飲み続けるしかなかったガンジャ隊の一行は次々と倒れていきます
この時、ブエコと青髪の少女パッコヤンは倒れた仲間達を看護する役だったみたいです

そんな中、リーダーのワズキャンは願いを叶える異物「欲望の揺籃」を子どもで邪念がないイルミューイに使い、イルミューイの願いである子どもを産むことを叶えたけど
※揺籃とはゆりかごという意味です
その子どもは一日しか生きることができず、生まれては死ぬ我が子を見て毎日涙を流していました
ところがこの生まれてきた子どもを生きたまま刻んで食べることにより、「水もどき」の症状を改善させる効果があることを発見したワズキャンは隊員に飲ませて無事窮地を脱しました
この時、隊の頭脳担当であるベラフはこの行為に罪悪感を感じて精神に異常をきたして自己嫌悪にさいなまれていきます

ワズキャンの野望はそこで終わらず、2個目の欲望の揺籃をイルミューイに使い、2個目の効果でイルミューイはどんどん人ならざる姿に変貌して巨大化していきました
この巨大化したイルミューイが「成れ果ての村」の正体で、村は彼女の体内でした、たぶんアビスの呪いが村では発生しないのはイルミューイの体内なので力場がないのでしょうね
そして巨大化したイルミューイの中に入ると、「自身の欲望の形」に変化します、これが村にいる「成れ果て」の正体でした
自己嫌悪に陥ったベラフはイルミューイに許しと裁きを乞い、一番に彼女の中に入っていくとガンジャ隊のメンバーは次々とイルミューイの中に入っていき、成れ果ての村ができあがりました
このときブエコはそのような非道な仕打ちをすることに反対して自殺しようとしますがそれをワズキャンに阻止されてイルミューイと深く繋がった場所に幽閉されました
たぶんワズキャンの目的は、故郷を持たない自分たちの故郷を作ることで、仲間達もこれに同意していたのだと思います

さらに3個目の欲望の揺籃を使ってイルミューイは最後の子になる女の子を村の外に生み落としました、これがファプタです
ファプタは村の人々にとって信仰の対象で「決して滅びない価値の化身」「成れ果ての姫」と呼ばれ崇められていました
※なぜ信仰していたのかはよくわからないけど、水もどきで苦しんだ窮地を母のイルミューイが救ってくれたから?でしょうか?
ところが彼女の目的は村を破壊してイルミューイを開放することと、村人の殲滅でした
でもファプタは村人とは逆で、村に入ることができません、だから記憶を失う前のレグと村に穴をあけてもらう約束をしました

リコ達が到達するよりも前に、劇場版の重要人物ボンドルドが成れ果てになり永遠の命を持つミーティを連れて6層の探索に来た時に
ベラフはミーティを欲しがって交渉したけど断られて、ベラフは自分の体の一部と記憶を代償として差し出す代わりにミーティの魂と体をそのまま複製しました
この複製を発見したナナチは自分を代償にミーティを開放?することをベラフに要求してこれに応じ、ナナチはミーティとともにベラフのところで眠りにつきました
これを助けようとしたリコはワズキャンから情報をもらって封印されていた三賢の一人「ブエコ」を訪ね、ベラフとの交渉材料を探します
レグはファプタとの約束を果たすかわりに、ファプタの体の一部をもらい、それをリコに渡します
レグは約束を果たすか迷うけど、村に襲来した化け物を退治するためにやむを得ずアビスの常識を書き換える砲撃?を発射し、ファプタが中に入ってきて村人の殺害と吸収を開始します
それを防ごうとしたレグと戦い、そこに6層の化け物も襲来し、ファプタが獲物に手を出すなと戦いを挑むも集中攻撃を受けて倒れます
穴があいたことで村が崩壊しはじめ、ベラフは記憶を取り戻し、自らの記憶をナナチに継承し、ファプタはベラフを吸収することでその記憶を知ります
ベラフから得た記憶からイルミューイの人間だったころの楽しかった思い出に触れ、憎しみ以外の感情も知っていくファプタは
わずかに残った村人を招集して吸収、残された村人は抵抗することなくこれに従いました
この時、ワズキャンによってどこかに連れ去られたブエコはどこに行こうとしたかはわかりませんが階段を上ってる間にアビスの呪いを受けて成れ果てになりますが、
途中で?ブエコと仲が良かった隻眼の少女パッコヤンがブエコを階段から下に投げて助けて消滅していきます(アビスの呪いが発生したのもパッコヤンが消えたのも村崩壊の影響)
本当にこれで良かったのか迷いながらも目的である村の破壊を達成
レグは彼女を仲間に勧誘しましたが、「考えておく」と言って別れて2期は終わりです
{/netabare}
【気になるキャラクターについて考察とか感想など】
{netabare}
★マアアさん
すごく可愛い!
特にぬいぐるみを清算で奪われたときの「まああー」って泣いて懇願する姿がとても愛くるしくてたまらないです!
すごくかわいそうなのに不謹慎ですが最高に可愛かった

本名わかんないけど、お尻が汚くて排せつ物の匂いがするって言われてて
これって成れ果てになる直前まで水もどきの下痢の症状に苦しめられていたんじゃないかな?って思うんですよね
それから作者の性癖で女の子にやたらと排泄させたがるので、可愛いぬいぐるみが好きで自身もぬいぐるみみたいな姿なことから
たぶん女の子だと思います、そうだとしたら一人だけお尻汚い設定にされててホントかわいそう・・・
でも、欲望が具現化した姿ならなんでそんな苦しい状態を引き継ぐのでしょうか? 謎です

怪力なのは成り果てになる前の願望でしょうか? 最初にメイニャを乱暴につぶしてしまったのがよくわかりませんし、リコになついた理由もよくわからなかったけど
元々が女の子なら、歳が近いリコと友達になりたかったのかもしれません

★マジカジャ
ガンジャ隊の一員ではなく、人間ですらなく、正体は「におい」だそうですが、謎すぎてどこから突っ込んでいいかわからないキャラクター
いい人なのはわかったけど、においってどういうことなの・・・
最終話前の特番で、彼の足音は5種類の効果音を合わせて表現しているのだとか!並々ならぬこだわりを感じますし、スタッフに愛されているキャラクターということがわかりますね
わたしもすごく好きなキャラクターで、消えてしまったのが残念

★ワズキャン
子どもを産めない体で村を追放されたっていう深刻な悩みを理解していて、やっとかなったと思ったら子どもを産ませては取り上げるというあまりに非道な行いには怒りしか感じません

イルミューイにしたことは極悪非道です、仲間を助けるためならまだ理解できたけど村を作るために利用したのは言い訳できないと思う
それでも先を読める力があって、隊長で、アビスの極限状態で全滅の危機に瀕していて、一人の犠牲でみんなが助かって願いも叶うことに気づいたら実行してしまうのも無理ないのかな?
彼の狂気じみた行動もアビスの呪いって言えるのかも?
そう思うとやったことが最低な割に憎みきれないキャラクターでした
ところでなんでブエコを連れ去ったのでしょうか?

★ベラフ
もっと利己的なキャラクターかと思ったらワズキャンと違ってイルミューイへの非道な行いで良心の呵責にさいなまれて精神に異常をきたすまっとうな人でした
ガンジャ隊の中では最初の印象から一番よくなったキャラなので好きになりました

彼の謎は、ミーティを欲しがった理由
永遠の命を持っていることを知っていたとして、彼が欲しがる動機がわからなかったですし、ナナチが欲しがった時に対価でそばで眠らせた理由も不明です
彼の行動が一番謎が多いかも


★ブエコ
ブエコはただの人間のままだと思うけど、生きていくための栄養はどうやってとってたの?
最後はどこへ行こうとしてたの?動かなければ成れ果てにならなかったのに

★パッコヤン
とても可愛いキャラクターだし、最後にブエコを助けたシーンが良かった
もう少しブエコとの絆がわかるシーンを入れて欲しかったかも

ブエコと仲が良かったのはわかるけど、リコ達が来る前に探しに行こうとしなかったのでしょうか? 記憶を失っていたのかもしれませんけど

★イルミューイ
・願望を形にするのに、人間には見えない子を産んでるし一日で死亡しちゃう理由は? 最初からワズキャンが水もどき対処のために願いをゆがめていた?

★ムーギイ
ブエコのことを知らないみたいなので、ガンジャ隊ではないのでしょうね、言葉を話せる理由が気になります

★ジュロイモー
村がブエコの記憶をもとに作り出したってあったけど、村の正体がイルミューイなら大好きなブエコの嫌がるものを生み出す理由がわかりませんし、
ジュロイモーの元の人の性格を考えたら、なんで村の守護者みたいなことやってるのかもわかりません、このキャラはなんで?って思うことばっかり
{/netabare}

【よくわからなかったこと】 {netabare}
・「清算」のシステムがどういったものかわからないし、価値の基準もよくわからなくて、リコがメイニャを心の底から大事に思ってるのはわかったけど
マアアさんが可愛いものに想っている価値もマアアさんにとって人生で一番大事なものじゃないの?って思って、リコにとってメイニャって人生で一番大事なものには見えないから
リコにとってのメイニャの価値よりマアアさんにとってのかわいいぬいぐるみの価値が劣るっていうのはよくわからなかった
・イルミューイの産む子が水もどきに効くのはなんで?
{/netabare}

投稿 : 2024/12/28
♥ : 31

68.9 7 2022年度の続編アニメランキング7位
うたわれるもの 二人の白皇(TVアニメ動画)

2022年夏アニメ
★★★★☆ 3.6 (93)
362人が棚に入れました
「頼んだぜ、アンちゃん。」帝の崩御から始まったヤマトの動乱。ヤマトの皇女・アンジュの毒殺未遂の嫌疑から追われる身となった右近衛大将・オシュトル。彼は戦いの末、仮面<アクルカ>の力を使い果たし、肉体と魂は世界の一部と化した。その別れ際、友であるハクにアンジュとネコネの未来を託す。オシュトルから仮面と意思を託されたハクは、ハクとしての人生を捨て、唯一事実を知るネコネを除いた皆に正体を偽り、仮面とともにオシュトルとして生きることを選んだ。そしてエンナカムイに逃れ、回復の兆しを見せたアンジュは、父である帝が残した皇女の地位を取り戻したいと立ち上がる。一方、ヤマトでは混乱に乗じて、八柱将であるライコウが偽の皇女を擁立し、国を掌握しようとしていた。やがてヤマト軍の侵攻は、本物の皇女を排除すべくエンナカムイへも及び……。ヤマト全土を巻き込む戦乱が、幕を開ける。「うたわれるもの」シリーズ最終章。全ての謎が、今解き明かされる。

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

シリーズ最終章。全ての謎が、今解き明かされる。

2006年に放送された「うたわれるもの」を第一部、2015に放送された「うたわれるもの 偽りの仮面」を第二部、そしてこの作品は三部作構想の中の最終作に位置する作品です。
前シリーズ未視聴の方は、物語の内容に繋がりがあるので、そちらからの視聴をお勧めします。
そして、本レビューは「うたわれるもの 偽りの仮面」まで視聴しているのを前提にしているのでご了承下さい。

まさか2006年に放送された物語と繋がりがあるとは思いませんでした。
何故なら、第二部の「偽りの仮面」には第一部のキャラは登場していませんでしたから…
でもこの作品を視聴していると懐かしい顔ぶれが次々登場するので、繋がりをしっかりと感じることができました。

正直、もっと早くに放送して欲しかったのが本音です。
偽りの仮面の最終話で、クオンが大号泣していたシーンは今でも鮮やかに記憶されています。

この布石を早く回収したかったのもありますが、もっと早くに放送されていたらハクを演じたのは藤原啓治さんだったのかなぁ…なんて思ったり。

別に利根さんの演技に問題があったとは思いません。
元々オシュトルの声優さんでしたし、物語の展開上、利根さんが演じる理由も納得しています。
それでも…って思うってしまうのは我が儘なんでしょうね^^;


2002年のシリーズ第一作「うたわれるもの」の発売から20年。
シリーズ累計売上本数100万本突破の大ヒットシリーズ、
「うたわれるもの」シリーズ最終章が待望のTVアニメ化!

「うたわれるもの 散りゆく者への子守唄」
獣のような耳と尾を持つ、様々な種族が暮らしを営むとある世界。
ある山奥ののどかな辺境の集落“ヤマユラ”に、
自分に関する記憶を全て失った仮面の青年“ハクオロ”が現れたことから物語は始まった。

「うたわれるもの 偽りの仮面」
“ハクオロ”と同じく名前も記憶も失った青年“ハク”は、
獣の特徴を持つ美しい少女・クオンに危機を救われる。
大國「ヤマト」を舞台に出会いが新たな出会いを呼び、
大きな戦乱の渦へ導かれていった。

「頼んだぜ、アンちゃん。」

帝の崩御から始まったヤマトの動乱。
ヤマトの皇女・アンジュの毒殺未遂の嫌疑から
追われる身となった右近衛大将・オシュトル。

彼は闘いの末、仮面<アクルカ>の力を使い果たし、
肉体と魂は世界の一部へと化した。
その別れ際、友であるハクにアンジュとネコネの未来を託す。

オシュトルから仮面と石を託されたハクは、
ハクとしての人生を捨て、正体を偽り、
仮面とともにオシュトルとして生きることを選んだ。

そしてエンナカムイに逃れ、
回復の兆しを見せたアンジュは、
父である帝が残した皇女の地位を取り戻したいと立ち上がる。

一方、ヤマトでは混乱に乗じて、
八柱将であるライコウが偽の皇女を擁立し、国を掌握しようとしていた。
やがてヤマト軍の侵攻は、
本物の皇女を排除すべくエンナカムイへも及び…

ヤマト全土を巻き込む戦乱が幕を開ける。

前二作で散りばめられた、全ての謎が解き明かされる。
「うたわれるもの」三部作、すべての結末へ。


公式HPのINTRODUCTIONと、ストーリー・イントロダクションを引用させて頂きました。

私は基本的にゲームはプレイしないので、2002年にシリーズ第一作が発売されていたのは知りませんでした。
私は本格的にアニメの視聴を始めたのは2012年で、第一部は初期の頃に視聴したと思います。
それでも完結まで10年待ちましたが、それでも少し長いと思っていました。
そうですか…足掛け20年って確かに長いですよね。

ですが、待っただけのことはあったのではないでしょうか。
今となっては待っていた時間をも愛おしい…そんな気持ちです。
全ては、全ての謎が解き明かされた展開そのものと…やっぱりクオンに纏わる物語は素晴らしかったと思います。

クオンを突然襲ったのは身を切るような痛みを伴う絶望…
ようやく前を向くことができると思った矢先、とんでもない事実を知ってしまいます。
ですが、その事実は声に出せず…もし自分の欲に任せて声にしてしまったら、全ては水泡と化してしまう。
そしてそれが分からないクオンでもありません。

ようやく口に出来て…思いの丈のほんの一端しか喋っていないのに、残された時間が余りにも短すぎました。
身を切るような痛みを伴う絶望に、人間は何度も耐えられるように作られていないんです。
溢れ出す悲しみが奇跡を呼んで…そして世界の一部へと還っていく…
物語がそれだけじゃ終わらないのを知っているのは、きっとクオンの執念の証なんだと思います。

最悪の厄災を撥ね退け、物語はまた新しい1ページを紡ごうとしています。
ただ、その代償があまりにも大き過ぎました。
一体どれだけ慕われていたと言うのでしょう…
これも理…だったと言うのでしょうか。

もっと一緒にいられたら…
美味なお酒に舌鼓を打ちつつ、最高の肴をつまみながらこれからの事をもっと話せたらどれだけ楽しかっただろう…
もっと…が未だこんなにも沢山残っているというのに…

はぁ、クオンには幸せになって欲しいと思っていたんだけどなぁ。
決してクオンが不幸になったと思っている訳ではありません。
でも、もっと違う形の幸せがあったと思いますし、その幸せはきっとクオンにお似合いだと思うので…
そんな幸福に満ちたクオンが見れなかったのが唯一の心残りかな。

もちろん、20年もの間、温め続けてきた結末ですから受け入れますけれども…
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、「星灯(ひかり)」
エンディングテーマは、「麗しき世界」
どちらもSuaraさんが歌っています。

第一部~第三部まで主題歌は全てSuaraさんが楽曲を提供して下さいました。
物語の終盤で、偽りの仮面の主題歌だった「不安定な神様」が流れてきましたね。
これにはしっかり痺れさせて貰いました。

2クール全28話の物語でした。
尺を少し伸ばしてもしっかり物語を描いて頂いたことには感謝しかありません。
また第26話を見て号泣してしまいました(*ノωノ)
普段は視聴をこなさなければいけない一面もありますが、こうして心に余裕がある時に視聴するとまた違った感動が得られるんですね。
20年間、本当にありがとうございました!

投稿 : 2024/12/28
♥ : 8

WiFlB69757 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

うたわれファンとしては満足できる

うたわれシリーズがずっと好きだったので、3部作をやり切ったという所でよかったです。。

こんなにも長く空いて、さまざまな事情が変わったのにも関わらず、一区切りとしてそこそこのボリュームとクオリティで見ることができました。

うたわれの魅力はやはり東洋風の雰囲気と個性豊かのキャラクターで、その辺の描写には非の打ち所がなかったと思います。ただやはり前作の知識と愛着なしで新規さんには面白いと思えるかは難しいです。ファンサービスとしてはこれ以上豪華のものはないと言えましょう。

声優さんたちの演技は20年を超えても相変わらずの良さで感動しました。特に、種田さん、トネケンさんよく頑張ってくださいました

投稿 : 2024/12/28
♥ : 0

68.6 8 2022年度の続編アニメランキング8位
宇崎ちゃんは遊びたい!ωダブル(TVアニメ動画)

2022年秋アニメ
★★★★☆ 3.4 (183)
722人が棚に入れました
大学3年生の桜井真一は、ウザ絡みしてくる後輩“宇崎ちゃん”こと宇崎花に振り回されながらも、何だかんだ退屈する事のない夏休みを過ごしたが……宇崎ちゃんはまだまだ遊び足りない! 秋は学園祭、冬にはクリスマスとイベントが盛りだくさん! さらに今度は、愉快な宇崎ちゃん一家も加わってますます賑やかに……!? 見守られたり、もてあそばれたり、背中を押されたり。“ただの先輩と後輩”な2人の日常に少しずつ変化のきざしが見え始める!? ウザさもカワいさもωな“ウザカワ系”後輩との青春ドタバタラブコメ、再びスタート!


声優・キャラクター
大空直美、赤羽根健治

67.7 9 2022年度の続編アニメランキング9位
邪神ちゃんドロップキックX(TVアニメ動画)

2022年夏アニメ
★★★★☆ 3.4 (145)
462人が棚に入れました
2018年にTVアニメ第1期が放送され、2020年より第2期が放送。2020年10月、アニメ第3期に向けたクラウドファンディングを開始し、目標金額を2日間で2000万円の目標を達成し製作を決定した。 クラウドファンディング、ふるさと納税など既存のアニメビジネスの枠内にとらわれないコラボを積極的に行う異色のIPとして注目されている。

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

作品愛と遊び心満載のギャグアニメ

【紹介】
これは3期ですが、ギャグアニメなのでいきなり見ても楽しさは伝わるかな?
今期はふるさと納税で目標金額がたまったらその町をテーマにした話を制作するという取組を混ぜつつ制作されました
YouTube公式チャンネルでの悪ふざけ・・・じゃなくてファンサービスなど全力で盛り上げようとする製作陣の熱意がすごくて愛にあふれた作品

【感想】
ストーリーは特に見どころはないけど安定して面白いギャグアニメ、私はすごく好きです!
ご当地回はやっぱり自治体に気を使っているのかいつもの勢いが少し落ちてる感じはしましたが、それでもやっぱり面白くて
定期的に見たくなるファンに愛されるアニメだと思ってます

不条理系のファンタジーギャグアニメで一期からずっと同じ調子なのにマンネリ感がなくて賑やかで楽しい!
いつも遊び心にあふれていて作品愛が感じられて、制作チームに恵まれた幸せな作品だと思います

ずっと邪神ちゃん達を見ていたいので4期制作待ってます!

【キャラクター】
イチオシは邪神ちゃん
いつもゆりねに制裁されて痛い目に合う邪神ちゃんのしゅんとしてる姿がたまらなく可愛い

他にはいつもかわいそうなぺこら様と遊佐浩二が好きです!
どっちの遊佐浩二かって? もちろんどっちもです!

投稿 : 2024/12/28
♥ : 18

メタルジャスティス さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

心は既に4期。

正直、ここまでハマるとは思っていなかった本作。
ストーリーなんてあって無いようなものだし、主役はクズ野郎なのに!
まあ、クズと言ってもちらっと見せる良心だったり、本物のクズではない。

タイプで分ければ、令和のドラえもんやらくれよんしんちゃんと言えるのだろう。
舞台設定とキャラが存在し、それらがわちゃわちゃ見せる日常の出来事系。
で、あれば4期といわず10期ぐらい続けられるのかもしれない。
この作品、何が凄いって、声優さんやらスタッフの熱量が感じられる。
イベントやらサブプロジェクトで一所懸命盛り上げようという気概を感じる。
その熱量が視聴者やファンに伝わってこその今期の覇権大賞である。
おめでとう!(勝手)

因みに私の中で本作が名作として決定的になったのは1期11話で披露された名曲、神保町哀歌の存在である。
作中では途中までであるが、その後発表された完全版で描かれる世界観は涙無くして聞けない。
というか、ガチで潤んだわ。
ある意味、そんな結末が定まっているからこそ、作中でどんなに酷い目に遭おうと合わせようと、ニヤニヤと笑って見ていられる。

などと好き勝手描いてはみたものの、1期からのファンの皆様を思えば新参の身。
リアルタイムで本作を追いかけて来た方々が羨ましくも思う。

ここまで作品全体についての感想でしたが、今作の特徴的なぶぶんについて、触れていなかったので、最後にそれについて少々。
2期の円盤売り上げ2000枚の次は今作はクラウドファンディングを行ったようで、その結果、北海道、長崎の地方自治体とのコラボが大きな要素となっている。
これは非常に面白い試み。
聖地ともなれば地方もPRになるし、資金も出来るし、キャストも出張できて一石三鳥。
私も北海道に行きたいと思ったし、おそらく行くであろう。
作品自体が地方が舞台というのはあったが、こんな形でのコラボというのも面白い。
あまり過度だと作品の方向性自体が変わるかもしれないが、一期に数話ぐらいはこうゆうのがあってもいいかもしれない。
いずれにせよ、4期が既に楽しみ。
まさにドロップキックは永遠に、だ。


超余談。
こうゆうので国内旅行が盛り上がって、日本全国潤えばなおよい。
この場でこうゆう話題に触れるのは憚られるが、正直なところ他所の国の客を引き込もうとするより、日本人自体がもっと自分の国を旅行できたら、一石が二鳥、三鳥どころの話ではないと思う。
話が逸れてきたのでこれにて。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 7

ghidghid さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

中堅アニメの生きる道

中堅アニメが2期3期と作られることはあまりありません。
放送が終わって半年もすれば空気と化します。
一部のファン以外は話題にもしなくなります。
心血を注いで作られた物語が、キャラクターたちが忘れ去られていくのです。
悲しいではありませんか。

邪神ちゃんは違います。
2018年夏以来、2年ごとに新しいシリーズを届けてくれています。
我々ファンも応えなければなりません。
配信を繰り返し見るのはもちろん、グッズ展開や各種イベントにも参加します。
とどめはクラウドファンディング。
さらにふるさと納税。

いつか邪神ちゃんをお手本として、悲しくお別れした中堅アニメたちと再会できる日を願ってやみません。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 1

73.2 10 2022年度の続編アニメランキング10位
Dr.STONE 龍水(TVアニメ動画)

2022年夏アニメ
★★★★☆ 3.7 (206)
845人が棚に入れました
テレビスペシャル『Dr.STONE 龍水』ではアニメ第2期「STONE WARS」の続きの原作エピソードが描かれ、いよいよ石化光線の謎に千空たちが迫っていきます。新キャラクター“七海龍水”(CV:鈴木崚汰)も登場し、ますます目が離せない展開に!是非ご期待ください!

ねるる さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

知りたい!という気持ちの生み出すパワーに元気を貰える作品

原作未読。アニメシリーズ1期、2期視聴済み。
3期始まる前のテレビスペシャル版として1時間枠で放送された"龍水編"のレビュー。

冒頭1期2期の振り返りを入れつつ、新たに仲間に加わる"七海龍水"と、資源の王様"石油"を巡る冒険が描かれます。

久しぶりにDr.STONEの世界を見て、改めて面白い作品だなと思いました。1時間飽きることなく、ずっと面白かった。科学の力でなんでも作ってどんどん前へと進む姿が希望があって、とても元気出た。科学パワーももちろん凄いんだけど、人間の探究心とか好奇心から来る凄まじいパワーを感じられる、根元もちゃんとしてる作品だなって思いました。キャラも1人1人魅力的だし、とても満足度高い。
ただ、洋服作りについてはちょっとご都合主義感、やりすぎ感があったかな。

新キャラの龍水、尖ってる濃いキャラで物語に新たな刺激を呼んでくれたように思います。尖ったキャラもうまく物語に組み込んで進むので、相変わらずの安定感ありました。

龍水というキャラの見た目とキャラ性に削ぐわぬ、太くて圧のある声をあてている鈴木峻太さんの演技も良かったです。

2023年春放送の3期への期待が更に高まる素晴らしい作品でした。1期、2期みてる人は間違いなく楽しめるし、この作品から見てもそこまで物語に置いてかれることは無いと思うので、興味がある方は視聴オススメします。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 21
ネタバレ

CiRk さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

3期はまだですか!!!

{netabare}
2期から3期までのつなぎの1時間SP。
3期で収まりきらない部分を今放送したということなのかな?
島編長いし。
中途半端な部分のアニメ化なので、Dr.STONEの中では特に普通のエピソードだったかなと言う印象です。Dr.STONEの中の普通=面白いですが。

龍水とタイトルにつくけど、今回最も活躍してたのはゲンな気がする。
使いにくそうなキャラなのにしっかりと活躍の場面を与えられてるのはすごい。科学だけでなく心理学的なことをやっているパートも面白いという。
クロムの活躍も今回もしっかりとあって良かった。
現代人でもないのに、気球と地上とで日の出の時間が違うことから地球が丸いことを確信するシーンはクロムの有能さを感じる。
ドクストは主人公の科学知識無双もいいけど、こういう現代人でないサブキャラ達の活躍もしっかりと描かれているのがいいところ。
船造りに関してもここまでの登場キャラ全員に役割が与えられていてキャラがだれ一人として死んでない。

本筋の話としては、陸から空、そして海へだんだんと科学の発展によってスケールが広がっていく感じがいいですね。
他の方も書いてますけど、地形変動の話は数千年という長い時間の経過を実感できていいです。ここまでこういう話があまりなかったので。
流石の千空も地形変動という人間の寿命的に一切馴染みのない現象は完全に予測外だった模様。代替案を即座に思いつくのはさすがだけど。

Dr.STONEは数少ない原作を追ってる作品だけど、島編までは面白いので3期も期待です。(アメリカ編は少し...)
龍水の声は自分の中のイメージと完全に合致してました。

↓メモ
{netabare}
作画変わった? てか現代人なんでこんなハゲばかりw
これ記者の役目か?w 既得権益じゃん。
原作読んでると感想書くことなくなるな。貨幣は信頼の上に成り立つしな。
無能警官調子乗るな。とはいえこんな瀑布
こういうの見るとほんとに数千年経過してるんだなって感じ。
ゲンが有能すぎるなw
けどこいつら原始的な服が似合ってる。お情けチケット。
気球ってそんな空高くまで飛ぶのか。
地上との日の出の時間のズレという情報だけですぐに地球が丸いことを確信できるクロムもすごい。
低気圧…あっ…。確かに自分で選んだら不満ないな。☆8

曲評価(好み)
OP「Good Morning [New] World!」☆7.5
{/netabare}
{/netabare}

投稿 : 2024/12/28
♥ : 8
ネタバレ

やまげん さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

なぜだか感じるDr.STONEらしさ

2クール目が終わったとき、敵と戦うというこれまでの目標がなくなって、これからこの作品は内容がかなり変わってしまうんじゃないか、面白くなくなってしまうんじゃないかと心配していた。

{netabare}実際、この龍水編も、敵がいるわけではないし、素材を探して科学を使って新しいモノを作るという流れもほとんどなかった。

しかし、55分の中で、Dr.STONEらしさが濃縮されているように感じて、面白かった。改めて、この作品は科学の部分だけではなく、キャラクターや物語の展開もおもしろかったんだなと認識した。

2クール目が終わったときには、これからどうなるのか心配していたが、無駄な心配であった。3期楽しみ。{/netabare}

投稿 : 2024/12/28
♥ : 6

73.3 11 2022年度の続編アニメランキング11位
ヤマノススメ Next Summit(TVアニメ動画)

2022年秋アニメ
★★★★☆ 3.8 (187)
581人が棚に入れました
あおいとひなた、ふたりで始めた山登りは、標高197mの天覧山、599mの高尾山、1786mの三つ峠山と徐々に標高を上げていく。 ふたりの思い出の山である谷川岳にも登頂し、関東の名峰を周るうちにここなやかえで、ほのかといった仲間も増えて充実するアウトドアライフ。 山への知識、道具、体力を充実させたあおいは更なる高みを目指す。

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

"Next Summit" であり、"4th Season" ではない(笑)。

テレビシリーズとしては『ヤマノススメ』、『ヤマノススメ セカンドシーズン』、『ヤマノススメ サードシーズン』に続く4作目となります。

冒頭の第1~4話は過去のシリーズの振り返りとなっており、本作から視聴する人への配慮と過去作から観ている人には復習として観られる構成になっています。

第1話: ファーストシーズン
第2話: セカンドシーズン その1
第3話: セカンドシーズン その2
第4話: サードシーズン

全編通してのメインキャラクターは4人(雪村あおい/倉上ひなた/斎藤楓/青羽ここな)ですが、各シーズン振り返りの4話では主にあおいとひなたを中心とした総集編的なストーリー+新作映像という構成です。

基本的には「インドア派かつ友人が少ないあおいに対して、アウトドア派で広く人づきあいができるひなたが働きかけてあおいとひなたの関係が深まり、かつあおいの交友関係が広がっていく」というストーリーではあるのですが、シーズンが進むにつれてあおいのみならずひなたの成長という面にもスポットライトが当たっていきます。

その上で、あおいがサードシーズンで残してしまった「宿題」への再チャレンジを見据えた最終話までの構成となっています。

初見でも自然に観られるシリーズ構成ですし、サードシーズンまで観てきた方にとっては当然「宿題解決に取り組むあおい」は必見です。

使用楽曲面で語っておきたいこととしては、まずOP主題歌「想いのち晴れ」について。

これまでのTVシリーズで使用されてきたOP/ED主題歌よりも圧倒的にハイテンポな楽曲になっています。「夏色プレゼント」や「毎日コハルビヨリ」はもちろん、それらより速めなリズムの「地平線ストライド」と比べてもそうとう目まぐるしい曲になっており、音階的にも1オクターブを2小節で行き来するような、これまでのシリーズとは一線を画したOP主題歌と言えます。

ただ「女子高生の日常」って考えるとこれくらいのリズム感の方が本来なのかもしれないですね。

そしてED主題歌「扉を開けてベルを鳴らそう」について。こちらは背景がアニメーションではなく静止画の切り替えなのですが、「本編に収まらなかったストーリーの補完」といった趣きになっています。

毎話違った作画になっていて、「スキップできないED」として注目です。

最後に「スタッカート・デイズ」について。第1話のED主題歌ですが、本作の最終話でも使用されました。

「また明日! ヤッホー」って聞くと不思議な安心感のある楽曲で、「『ヤマノススメ』EDといったら、これ」という曲ですよね。

最終話EDにふさわしい選択だったと思います。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 21
ネタバレ

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

昨日より輝いて見える景色

【紹介】
NextSummitってタイトルついてますがこれは2期じゃなくて4期です
1~4話はこれまでの総集編
5話から続きの話になります

【感想】
ただ険しい山を登ってみんなで絶景見て綺麗だねー良かったねーっていうアニメじゃなくて、いろいろな切り口から山の良さを描いていてこれまでと変わらず山の魅力と山の険しさがいっぱい詰まっています

あおいは一期から着実に成長していっているし、登山友達が増えて賑やかになって、苦労や挫折があったぶん楽しい時の充実感がより強調されてます
山あり谷ありで最後にはちゃんと充実感があって、綺麗な景色を見せてくれる正に富士山のような作品でした

4期になってはじめて30分アニメになりました、あおい達だけでなく作品も5分→15分→30分と着実に成長?してきましたねー!
今期アニメの頂上もとれるかな?! 

【作画】{netabare}
これまでと変わらず山頂からの絶景、山道の豊かな自然、木々の間から差す木漏れ日の美しさ、目印や山小屋、休憩スポットの雰囲気、、そしておいしそうなご飯!
山の魅力がたくさん詰まった美しい作画が魅力的!
空気がおいしそうだなあってのが伝わってきます

気が抜けた場面とか作画の質がたまにすごく落ちる時あるけど、見せるべきところでちゃんと魅せてくれるのでそんなに気にならなかった、作画の質というか作画の癖も各話で変化があって、絵を描く人が違うと印象が結構違いますね、コロナのせいかな?
EDアニメも毎回絵が違っていて、旅の思い出が詰まっていてとても良かったです!{/netabare}

【シナリオ】{netabare}
3期まではみんなと一緒で楽しい、最高ー!!!ばっかりじゃなくて、失敗も挫折も喧嘩もすれ違いもあって登山も友達関係もうまくいくことばっかりじゃないよってところを見せてきました
ちょっとネガティブ過ぎるかな?って思うことは何度かあったけど、これまでの3期でしっかり失敗や挫折を描いてきたからこそ、あおい達の成長が実感できて良かったと思いました
{/netabare}
【ちょっとモヤっとしたところ】
{netabare}
3期でも時々ひなたにモヤっとしたけど、2期であおいが寝不足で高山病になった失敗があって、それがあおいのトラウマになっていることを知っているはずなのに、自分が寝れないからって夜中に寝ているあおいを叩き起こした時はちょっとイラっとした

2期と3期を乗り越えてあおいは反省して成長してるけど、ひなたはそんなに成長している感じはないかなあ

ついでなので2期のことも言うと、あおいの富士山登頂失敗は周りのみんなにも責任あると思ってます、いちばん体力がない子が寝不足で体調悪そうなのはすぐ気づけると思うから、誰か後ろについてあげればよかったのにって思った
それに比べてあおいは4期になって体力がない人と一緒に登山するときにちゃんと気遣って歩調合せて登山している様子が良くて、あおいはネガティブでも優しいところが好き

{/netabare}
【あおいの成長!】{netabare}
身体を鍛えたり精神的に強くなって以前できなかったことができるようになるっていうシナリオはよくあるけど、ヤマノススメはちゃんと失敗した経験をいかしてルートや持っていく装備を再考していました

努力もあった、精神的な成長もあった、でもそういう目に見えづらいことだけじゃなくてちゃんと頭を使って失敗を繰り返さないために万全を尽くすところがリアリティがあって経験をもとに成功につなげていくところがより「成長」を実感できて良かった!
{/netabare}

投稿 : 2024/12/28
♥ : 30

でこぽん さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

再び富士山を目指して

これはヤマノススメの第四部です。
但し第一話から第四話までは過去の総集編がメインで新規エピソードは少ししかありません。
第五話からが本当の第四部の物語といえそうです。

主人公は高校一年生の雪村あおい。
入学当初は内気で他人とのかかわりを極度に拒絶していましたが、今では友達がたくさんできました。それは親友のひなたのおかげ。
ひなたが強引にあおいを山登りに誘ったことで楓(かえで)やここな、それにほのかとも知り合えて友達になりました。
そしてクラスメイトとも一緒におしゃべりしたり遊びに行けるようになりました。

そして第四部では登山部部長の小春(こはる)をはじめとして、さらに多くの人と友達になります。


第四話であおいは富士急ハイランドのジェットコースターに乗るのですが、そのときのあおいの青ざめた表情と、ここなやひなたの楽しそうな表情の対比が、とても頬笑ましいですね。


第五話であおいは、秩父の武甲山に登ります。
この山は秩父の繁栄を支えてきた山であるとともに東京にある多くのビルディングのコンクリートを提供してきた山です。
コンクリートの原料となる石灰岩を採掘したために山の半分が無くなっています。でも、残りの部分は自然が豊かです。

私も武甲山に登ったことがありますが、この山は結構険しい坂が続くので、登山の初心者にはお勧めできません。
今回あおいがペットボトルをしょって武甲山に登ることができたのは、再び富士山を目指す目標があったから。あおいは以前に比べて体力がかなりついてきました。
この分だと来年あおいは富士山の頂上まで登ることができるでしょう。
あおいの頑張りに拍手を送りたいです。
それよりも、あおいのお母さんが息切れせずに登ることができたのには驚きです。(あおいのお母さんはスーパーウーマンかも?)


第六話では、あおいやここながサンタクロースの衣装を着るのですが、ここなちゃんは何を着せても似合いますね。


第七話では、あおいたちが日和田山に登ります。
私も登ったことがありますが、日和田山の男坂は崖にしがみついて登っているような気分になるので面白いですよ。但し一人で登るのは危険なので必ず複数で登ってください。
それに9月中旬には、ふもとの巾着田で800万本の彼岸花が咲き乱れます。日和田山の中腹からも、その場所が真っ赤に染まって見えます。


第八話では、あおいたちは奥多摩の御岳(みたけ)に登ります。
最寄り駅は青梅線の御嶽(みたけ)駅です。駅から東京方面に50mも歩くとバス停があり、そこからバスで滝本駅まで行きます。
滝本駅からはケーブルカーでほぼ頂上近くまで登ります。
秋は紅葉が奇麗だし、夏は山の中のロックガーデンというせせらぎの場所で涼を感じることができます。
また、御岳から日の出山までは、なだらかなコースなので気軽な山登りには最適です。
私はもっぱら、御岳→日の出山→つるつる温泉のコースを歩きます。
山登りの後の温泉は気持ちいいですよ。


第九話では、あおいたちは名栗で渓流釣りをします。
このとき、ひなたがここなちゃんよりも年下に見えました。あいおもひなたも高校生には見えないほど可愛いですね。
名栗で渓流釣りをされる方は、禁漁期間があると思いますので、事前に確認されたほうが良いです。


第十話は、あおいの成長が見れる内容でした。
内気で引っ込み思案だったあおいが、クラスのみんなを引き連れて天覧山に登るようになったのです。
あおいは山登りをするようになって良かったと思います。


第十一話から第十二は再び富士山です。
あおいは頑張りました。成長しました。まさに、一歩、一歩、さらに一歩と、進んでゆきました。
追い越されてもいい。休んでもいい。少しずつ少しずつ前へ。
山登りは、どこか人生と似たようなところがあります。

最終話のエンディングは、あおいとひなたが歌う「スタッカート・デイズ」
これはヤマノススメ1のテーマ曲でもあります。
このアニメは最初は5分間だけの放映でした。それがヤマノススメ2では15分になり、そしてヤマノススメ NextSummitでは30分になりました。
このアニメも、制作の方々の努力で、少しずつ少しずつ成長していったのですね。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 32

68.2 12 2022年度の続編アニメランキング12位
賭ケグルイ双(TVアニメ動画)

2022年夏アニメ
★★★★☆ 3.5 (66)
402人が棚に入れました
ごく普通の家庭に生まれた少女・芽亜里が、政財界の子女たちが通う、ギャンブルの強さが全てを決める私立百花王学園に編入し、ギャンブルに翻弄されながらも仲間と共に奮闘する。 「賭ケグルイ」の主人公・蛇喰夢子(じゃばみ・ゆめこ)が学園に転校してくる1年前を描いた前日譚となる。

「ひろ。」 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

自分の中では、まさかの”本編超え”でした♪。

原作未読。アニメ1期2期視聴済です。
アニメ1期・2期ともに、お気に入りの素晴らしい作品でした!!。


アニメ1期・2期での早乙女メアリの印象は・・
正直あまりいいものが残ってなかった(正直、忘れてしまってたw)のですが
本作に出会えて本当によかった!!。
本作の早乙女メアリは最高でした!!。

賭ケグルイ本編の主人公もモチロン最高なのですが
あまりにモンスターすぎるので
それよりは少し身近に感じられる早乙女メアリの物語は
より親しみやすいのかもしれません(・・あくまで比較した場合デス)。


いろんな制作の都合なのか大人の事情なのか
本作は初めから”6話縛り”で作られたのかな?。
結果的にはそれがよかったように思います。

ギュッと高濃度に濃縮された
素晴らしいクオリティ!!。

・・6話構成で素晴らしい作品といえば
はい、そうです。トップをねらえ!シリーズですね!(1と2)。

ということで、”6話構成のアニメ”
本気で作るのであれば、大アリだと思います!!。


まあとにかく、本作の作画は超絶美麗だと思います!!。

・・ただ1点惜しかったのは
6話クライマックスの某2シーンでのメアリの表情作画です。
狙いはなんとなくわかるのですが
どちらかといえば作画崩壊気味になってしまってた印象です・・><。
願わくばブルーレイでは、修正入れてほしいかもです。。

物語の展開は、しっかり意外性も持たせてくれつつ
グッと惹き込まれ、最後にはしっかりとココロを満たしてもらえました^^。


各話各話でのEDへの入りがとにかく素晴らしいですね!!。
ED曲はK-POPっぽい雰囲気??でしたが
本作にピッタリの最高の楽曲だったように思います♪。


・・今後の続編って期待してもいいのでしょうか?。
原作ではまだちゃんとストックがあるのでしょうか??(読みたい衝動アリ)。

勝手な個人的願望としては
1年後?に賭ケグルイ本編の1話にきっちりつながらなくてもいいので
本作はあくまで本編とは別世界線のifとしてでもいいので
自由にスピンオフ展開してもらえたらいいな♪。

まあ、なにはともあれ続編制作を信じて待たせてもらいます^^。

今期は個人的にかなり不作シーズンに感じてしまっていましたが
本作のおかげで、すっかりココロ晴れやかになれました♪。
 
 

投稿 : 2024/12/28
♥ : 13

take_0(ゼロ) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

本編を飛ばして今作から・・・の視聴です。

他のレビュワーさんのレビューにて興味を持ったので観てみました。

半クールという事で、
合わなかった場合でも負担が軽くていいかな・・・と言うw打算もありましたかねw。


粗々のお話は聞いたことがあったので、「ギャンブルで全てを決めるような学園を舞台にした・・・」という事くらいの知識での視聴でした。

カイジ、嘘喰い、LIAR GAME系のニュアンスを含む作品なんだろうなと。

ちなみに、この辺の作品は好きなジャンルではあるのですが、勝負の内容が複雑になるにつれ、内容を考察するのに疲れていく自分がいるのと、頭脳戦や化かし合いをこなしていく主人公たちを「すげぇ~、へぇ~」と思う自分と同時に化かされて負けていく側に自分をイメージしてしまう事が多いのでwww、疲れている時は避けることもあるんですよ。


で、今回はコンパクトなスピンオフの方から観てみたと言う訳です。


物語は、先に述べたとおり学園内でギャンブルをメインにしてのあれやこれやが描かれています。

主人公:早乙女芽亜里を中心に、仲間になった花手毬つづらと戸隠雪見がチーム的なものとなって、相手方のギャンブラーと対峙していきます。
話数的に半クールなのとスピンオフという事なのか、コンパクトなエピソードで構成されていました。
大筋のお話が進むというよりは、エッセンスを見せるという方が正しいかもしれません。
ただし、主人公サイド相手サイド共に、個性的なキャラクターがそれなりに活躍するので見ごたえはありました。

作画がしっかりとしていたという点もこの見ごたえと言う点にしっかりと貢献していたと思います。
シャープできれいな作画で、普段はそれなりに美形キャラとして観ていられるのに、時にキャラクタの歪んだ内面を描くように怪しく描かれる様はこの手の作品としては常套手段ですが、効果的でした。
それに、主人公の芽亜里が二枚目と言うよりも、二枚目半的に描かれていたのも逆に親近感がわきましたね。スーパーギャンブラーと言うよりも、たまに負けちゃう的なところと言うか。

私的にはサブキャラのつづらと巻き添えチックに組み込まれていった雪見もしっかりとお気に入りのキャラになりました。

声優さんんも特に何か言うことは無かったと思います。

音楽は、そうですねEDが何だか気に入りました。
なんだか特徴的なバック絵とあいまって印象に残りましたね。

キャラクタは主人公サイドの3人の今後が気になるくらいには愛着が湧きました。
あとは・・・仲間感が私のお好みでしたねー。
その他のサブキャラもしっかりとキレイに描かれていたので好印象でした。
何なら、主人公、相手以外の市井の学生さんたちのギャンブル学園生活も観てみたい気分になりました。


さて、総合的には面白かったですね。
主人公が女性という事で、観ていて華やかでしたしね。
(この表現「正義の味方」に見つかりませんように・・・w)

うーん、本編をどの機会に観ようか・・・。
ゆっくり見ることが出来そうなのはゴールデンウィークあたりな予感だけど、隙間時間を何とか見つけてみるか・・・悩ましい。(2023.2.27記)

投稿 : 2024/12/28
♥ : 12

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

信じるな 疑え! 群れない! 媚びない! 靡かない! 共に、未来を切り拓け。

この作品の原作は未読ですが、TVアニメ第1期と第2期は視聴済です。
普段は旨味をあまり感じませんが、こういう時にNETFLIXに入っていて良かったと心底思います。

「賭ケグルイ」と言えば、はやみん演じる蛇喰 夢子が真っ先に脳裏に浮かぶと思います。
そりゃ、第1期と第2期の主人公だったんですから当然と言えば当然ですよね。

ですが、この作品は蛇喰 夢子ではなく早乙女 芽亜里が主人公なんですよね。
そう、主人公が蛇喰 夢子では無いことで逆に新鮮さが感じられたと思います。


黒髪の美少女・蛇喰夢子が転校してくる1年前。
ごく普通の家庭に生まれた早乙女芽亜里(CV.みにゃみ)は、
政財界の子女が多数集う名門・私立百花王学園に特待生として編入してくる。

しかし、この学園には絶対的な階級制度が存在していた。
その階級を決めるのは“ギャンブル”。

この学園では、勉強やスポーツの成績は評価されず、
最も重要なのはギャンブルの強さだった。
ギャンブルで借金を背負うと“家畜”して学園生活を
過ごさなければならない。

早乙女芽亜里は、ギャンブルによって
支配される学園で
未来を切り拓くことができるのか。


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

そう、今回の物語は蛇喰 夢子が私立百花王学園に転校してくる前のお話なんです。
これまで私の中の早乙女 芽亜里のイメージは、正直無印の序盤の頃はあまり良くありませんでした。
でも夢子への第1番目の挑戦者で敗北した後、今度は夢子とタッグを組んでからは、結構良い人という印象に変わったという記憶があります。

そして、今回の物語における早乙女 芽亜里の立ち位置はズバリ「良い人」です。
思い返してみると芽亜里は夢子が転校してくるまでは2年生のクラスを牛耳っていた訳ですから、容姿同様基本的にスペックが高いんですよね。

そのスペックの高さを思う存分堪能できる構成になっているので、本編同様激アツなギャンブルを視聴することができると思います。

主題歌(エンディングテーマ)は、i☆Risさんによる「Queens Bluff」
個人的にはジャズ風のオープニングテーマも気になるところですが、
ググっても見つからないんですよね~^^;

全6話の物語でした。
0.5クールという尺の短さが唯一の難点の作品でした。
ここから夢子の快進撃に繋がるかと思うと、第1期と第2期をもう一度視聴したくなります。
時間無いんだけどな~^^;

投稿 : 2024/12/28
♥ : 8

68.4 13 2022年度の続編アニメランキング13位
弱虫ペダル LIMIT BREAK(TVアニメ動画)

2022年秋アニメ
★★★★☆ 3.5 (59)
239人が棚に入れました
1年目のインターハイで見事、総北高校を総合優勝へと導いた小野田坂道。 今泉や鳴子と共に2年生へと進級し、キャプテン・手嶋たちと新チームで連覇を目指す! そして迎えた夏のインターハイ。 昨年の雪辱に燃える王者・箱根学園は、新キャプテン泉田を中心に次々とリザルトを獲得し、快進撃を見せる。王者の風格を取り戻した箱根学園を前に、総北は再び挑戦者となり、苦境に立たされる。 そんな中、遂にレース最終日がスタート! 2日目のゴールを制した京都伏見・御堂筋も新たなフェイズへと動き出す……。 各チームが闘志を燃やす中、坂道は仲間と繋いてきた絆を信じ、栄光のゴールを掴み取れるのか――!?
ネタバレ

〇ojima さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

回想の曲を聴くともう涙が出てくるようになりました。

ラララ ラ~ ラッラッラッラッ ラ~ララ~
もう勝手に涙が出てきます。
回想ストーリーが一杯あります。
ありすぎて判らないくらいありますが、特にLIMIT BREAK後半の回想は今までの集大成なので見応えがあります。

ネタバレというかお判りと思いますが 最後は  {netabare}小野田坂道 真波山岳の対決。 {/netabare}ここまでのお膳立ては最高の仕上がりです。
総北全員の為に走る小野田坂道「小野田!!まかせた!!」
常勝箱根学園のプライドを託された真波山岳「行け!!真波!!」

沢山の想いの詰まった自転車レースをご堪能あれ。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 12

ウェスタンガール さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

NOW AND THEN

とうとう観終わった…。
ふわっとして、幸せな…、色で例えるとしたら、
そう、黄色い世界が広がっている。

いやいや、最近、肝数値が悪くなっている。
白目が黄色くなっているせいかもしれな…。

あぁ、これはヤバいな…。
頭の中で、「恋のヒメヒメぺったんこ」が鳴り出した。
でも…、まぁいいか。
やっと横になることができるのだから。

ちなみに、田村ゆかりさん、少し前の『俺妹』でも、劇中アニメで歌ってましたね。
「星くず☆うぃっちメルル」、あれも電波な名曲ですね。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 5

63.7 14 2022年度の続編アニメランキング14位
最遊記RELOAD ZEROIN(TVアニメ動画)

2022年冬アニメ
★★★★☆ 3.2 (40)
148人が棚に入れました
かつては、人間と妖怪とが共存する平和な世界だった桃源郷。 しかし、500年前に闘神 ナタク太子によって、天竺国の吠登城に葬られた大妖怪「牛魔王」を禁断とされている「化学と妖術の合成」によって復活を目論む者が現れた。   その影響である「負の波動」が桃源郷全土に広がり、妖怪達は突如として自我を失い、凶暴化して人間を襲い始め混沌と化す桃源郷。 事態を重く見た観世音菩薩は三仏神を通じ、玄奘三蔵に孫悟空、沙悟浄、猪八戒らを連れて西へ行くように命じる。 「牛魔王」蘇生実験の阻止のため、4人の旅が始まった。   旅の最中、四人は西から来たという謎の異国人ヘイゼル=グロースとその従者ガトという人物に出会う。 妖怪の魂を使用して、人間を蘇生する不思議な術を使うヘイゼル達と成り行きで行動を共にする三蔵一行。   だが、そこに彼らにとっての因縁の人物・烏哭三蔵法師が忍び寄る―――。  

50.2 15 2022年度の続編アニメランキング15位
シュート!Goal to the Future(TVアニメ動画)

2022年夏アニメ
★★★☆☆ 2.2 (44)
112人が棚に入れました
元掛川高校のキャプテンでありイタリア名門チームでも活躍した“世界の闘将”神谷篤司。今は弱体化した掛川高校に通いサッカー部と距離を置こうとする辻秀人。2人が出会う時、新たな伝説の幕が上がる―

75.7 16 2022年度の続編アニメランキング16位
かぐや様は告らせたい-ファーストキッスは終わらない-(アニメ映画)

2022年12月17日
★★★★☆ 4.0 (175)
599人が棚に入れました
秀知院学園の生徒会で出会った
副会長・四宮かぐやと生徒会長・白銀御行。
2人の天才は長きにわたる恋愛頭脳戦の末、
お互いの気持ちを伝え合い、“奉心祭”で初めてのキスをした。

しかし未だ明確な告白には至っておらず、
恋人同士になるかと思われた2人の関係性は曖昧なまま、
お互いをより強く意識して、クリスマスを迎えることに。

“完璧でありたい”白銀と、
“完璧じゃない”所こそを求めるかぐや。
これは天才たちによる、いたって“普通な”恋の物語。

ファーストキッスは終わらない。

ninin さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

かぐや様4変化

原作未読 全4話

「かぐや様は告らせたい」のスペシャル作品です。1〜3期を事前に観ることをオススメします。

観る前に3期で綺麗に終わった感じがして、この作品は蛇足的な感じなのかなぁ〜と思っていましたが、全然違いましたねw

お話は3期の後のお話です。

かぐや様は普段の清楚なキャラ以外にも色々なキャラに変わりますが、今回は総出演でしたw

ただ後半はネガティヴなキャラで、白銀を困惑させてなかなか元のような仲になりません。

でも色々あって最後はハッピーエンドで終わっています。

OPは鈴木雅之さんと高城れにさん、EDは鈴木愛理さんが歌っています。

最後に、原作ではこの後も続いていくようですが、4期はあるのでしょうか〜

投稿 : 2024/12/28
♥ : 19
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

揺れ動く乙女心のデフォルメ

クリスマス編(原作未読)のアニメ化作品をTV放送に先駆け劇場上映する企画。

【物語 4.0点】
白銀会長とかぐや副会長。
文化祭でのファーストキッスという決定的な恋のビッグイベントを越えてもモヤモヤした生徒会の2人。
クリスマスの喧騒を前に2人の心を掘り下げることで課題を明示。
さらには恋愛に頭脳を使うことの意義も問い直す。
外面は華やかなクリスマスムービーだが、内容は内面的な恋愛作品。

弱さを隠して高嶺の花と並び立ちたい白銀。
弱さも含めて全部曝け出して欲しいかぐや。
論点は典型的な男女のボタンの掛け違い。
ですがメイン2人の幼少期回想も含めた内面整理は丁寧。
これまで、もどかしいと思っていた“恋愛頭脳戦”泥沼化の深層もクリアになり納得。

過去のシリーズサブタイトル・1期『~天才たちの恋愛頭脳戦~』→2期で打消線。
本作にて仮面(ペルソナ)で本心を隠し合う恋愛頭脳戦そのものが2人の恋愛成就の障害となり得ることが示唆され味わい深さが増しました。

3期『-ウルトラロマンティック-』はカッコいい所を見せたい白銀の究極到達点。
これを受けた本作は素朴で普通のロマンティックを求めるかぐやのカウンター。
対比によりこちらもコクが出て来ました。

そして本作の『-ファーストキッスは終わらない-』も含蓄があります。
(※核心的ネタバレ){netabare}ファーストキッス後のモヤモヤ&ドタバタを締めたセカンドキッス。胸キュンでした。{/netabare}


【作画 4.0点】
自在なデザインでパロディ含めた各種ギャグに対応する多彩さは相変わらず。
それにしても、{netabare}激レアな幼女キャラ・かぐやちゃんがスクリーンに現れた時はどうなることかと思いましたw
身長低すぎて髪の毛とリボンしか見えなかった時は、贅沢な画面の使い方だなと苦笑w{/netabare}

加えて、かぐやのキャラ発現に応じて色彩から変容する背景美術も心情表現を好アシスト。
“氷のかぐや姫”の背景は体感温度も寒かったです。

瞳による心理描写も繊細。
孤独の理由を紐解かれた氷のかぐや姫の赤眼は一段とさみしげに見えました。


【キャラ 4.5点】
ヒロイン・四宮かぐや。
キッスの衝撃を経て、笑撃のかぐやちゃんを始め、“氷のかぐや姫”も乱入および再顕現し、
脳内法廷は紛糾w

こんなん男からみたら混沌とした乙女心にしか見えずに対処に空回りするのは必然。
乙女心のデフォルメが上手すぎてツボにハマります。

対する白銀御行がカッコつけたい理由に
{netabare}母に認められたかった{/netabare}というトラウマが追加されたのも収穫でした。
会長がアホになることが恋愛頭脳戦終結の鍵と感じました。
(いや、もうかぐやちゃんと一緒にアホ化してるかw)


こじれる2人を見兼ねて?{netabare}かつて、かぐやに恋の病を宣告した“ヤブ医者“も再登場。
少年患者にも中々いい意見(オピニオン)出しますね。ナースさんの方も。{/netabare}


同時並行で脈が続く石上&つばめ先輩。
つばめの回答猶予要請についても恋愛経験由来の慎重さであると占われ、
こちらも内面掘り下げによる土台固めは順調。

【声優 4.5点】
今回、特に素晴らしかったのが、四宮かぐや役の古賀 葵さん。
“氷のかぐや姫”の冷酷ボイスから、新アホキャラ・かぐやちゃんの可愛らしい“効果音”までカバーする幅広い芸当。
脳内裁判を繰り広げる原告被告証人裁判官まで一手に引き受けるセリフの物量も圧倒的でスクリーンを制圧。

【音楽 4.0点】
心情曲からパロディ要素まで手広く対応するシリーズBGMは100曲を突破。
今作ではクリスマスムードも付加。
石上会計のシーンで、何かの原住民音楽が鳴り響くのがジワジワ来ますw

OP主題歌「Love is Show」は鈴木 雅之さんが4作連続。
ゲストボーカルに、ももクロ・高城れにさんを侍らせ、キッス以後も続く白銀会長のロマンティックを熱唱。

ED主題歌は鈴木 愛理さんが「heart notes」で3期から連投。
さらに挿入歌として投入されたhalca「ロマンティックマニフェスト」は{netabare}フェイクED演出{/netabare}の役割も果たす。
いずれも、かぐやの心情を汲んだ良曲。

OPの白銀による先制攻撃、EDのかぐやの反撃という歌詞世界の図式。
今回はかぐや側を2段構えにすることにより、3期で仕掛けた白銀への、かぐや様の猛反撃の構図を際立たせる。

【余談】
一応、近年稀に見るくらいS○X連呼する(苦笑)クリスマス恋愛映画ですが、
観客にカップルは1組だけで、あとは私含めて、むさ苦しい男どもばかりw

だが、これでいい。
この作品において浮かれたムードを醸すクリスマスは、
かぐやが望む素朴な恋の障害として敵役となる、白銀のウルトラロマンティックな見栄の暗示にも感じます。
だからこそ(※核心的ネタバレ){netabare}かぐや→白銀への告白もクリスマス後に突発的に行われる。{/netabare}
イブに向けてムードを高めていきたいカップルにはオススメし辛いですw
むしろ{netabare}正月とクリスマスを悪魔合体する藤原家の奇祭{/netabare}でムードぶち壊しまであると懸念しますw
幸せに酔いたいカップルの皆さんはこんなん観てないで、渚&翼を見習って素直にランデブーしましょうw

投稿 : 2024/12/28
♥ : 18

U-yan さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

F・Kは終わらない!けど完結???

原作未読です。これで完結なのかな?ついに終わってしまうのかな?
もうちょっと「早くどっちか告っちゃえよ!」とツッコんでいたかった・・・
好きなアニメの好きなキャラのハッピーエンドって本当は嬉しいはずなんだけど、このアニメだけはまだまだハッピーエンドになって欲しくない!
なぜなら、そこまでの過程がとても面白いから。もっと生徒会のみんなの
ドタバタな生活を覗いていたい!そう思わせてくれる作品って実は少ないかもしれない。全期通して素晴らしいラブコメだと思いました!

投稿 : 2024/12/28
♥ : 7

62.9 17 2022年度の続編アニメランキング17位
ピーター・グリルと賢者の時間 Super Extra(TVアニメ動画)

2022年秋アニメ
★★★★☆ 3.2 (59)
211人が棚に入れました
絢爛武闘祭で優勝し、地上最強の称号を手に入れたピーター・グリル。これで婚約者であるルヴェリアと結婚できると思いきや、さまざまな異種族の女たちに子種を狙われ、ひっきりなしに誘惑されるのだった。 武力は最強のピーターも、意思の固さは最弱レベル。幾度となく誘惑に屈し、下半身は緩くなる一方。そこに、忌まわしきゴブリン禍が発生したとの報せが届く。急ぎ鎮圧におもむくピーターだったが、戦場には思わぬ出会いが待っていた。 ゴブリンの巣、エルフの里、ドワーフの里……舞台は変わっても、誘惑は終わらない。地上最強の賢者タイムが、再び幕を開ける!
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